日本のAI産業の未来。「AI・IT職を志望しない」学生の8割。人材難で産業崩壊も

日本のAI産業の未来。「AI・IT職を志望しない」学生の8割。人材難で産業崩壊も

 世界的にAI・IT関連の人材が不足している。今世界の企業はデータサイエンティストをはじめとするAI・ビッグデータ人材の凄まじい争奪戦を行っているという。既に外部からの調達をあきらめて内部人材の知識獲得に多額の資金を投下している企業も増えているようだ。


 昨年11月にイギリスの人材会社のヘイズがAI・ビッグデータ等で必要とされる専門性の高い人材の賃金上昇率が日本では著しく低く、日本は世界一スキル不足の国と評価した。日本ではかねてからIT人材の絶対的な不足が問題視され、このままでは日本は産業崩壊を起こすとまで指摘する専門家もいる。今、新たにAI、ビッグデータなどの登場により、この高度人材の不足はより深刻となっている。


 マイナビが2020年卒業予定の大学生、大学院生7342名を対象にAI推進社会の中で、自身の働き方についてどのように考えているのかを4月に調査し、今月4日にその集計結果を「マイナビ AI推進社会におけるキャリア観に関するアンケート」として公表している。


 集計結果によれば、学生全体の75.4%が「AI・IT関連の職種を志望しない」と回答しており、理系男子では67.1%、理系女子では81.0%と特に女子で「志望しない」との回答が多い。「AI・IT関連職種を志望する」と答えた者の志望職種を見ると「システムエンジニア」が12.9%で唯一10%を超えており、次いで「プログラマー」が7.8%と旧来型の職種が上位で、続いて「ITコンサルタント」が6.5%となっている。AI、アナリティクスで重要な役割を果たし、世界中で人材の争奪戦が起きている「データサイエンティスト」にいたってはわずか3.3%でほとんど関心が持たれていない状況だ。


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