自公政権にかわる選択肢を提起する野党「合流新党」。結党大会を9月16日に実施できるよう準備を進めている。


 立憲民主、国民民主、社会保障を立て直す国民会議、無所属フォーラムの2党2グループでつくる「新党」への参加は9月3日午後5時まで2党2グループで受け付ける。新党は約150人規模になるもよう。


 新党の代表選出・党名決定のための選挙管理委員は立憲・国民から2名ずつ、社保・無所属フォーラムから1名ずつ選任、9月1日に代表選挙第1回目の選挙管理委員会を開き、代表選出と党名決定選挙の日程を決める。


 新党は「立憲主義と熟議を重んずる民主政治を守り育て、 人間の命とくらしを守る、国民が主役の政党」を基本理念に、(1)日本国憲法が掲げる「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を堅持し、草の根の声に基づく熟議を大切にし、民主政治を守り育てる(2)分散型エネルギー社会を構築し、あらゆる政策資源を投入して原発ゼロ社会を一日も早く実現する(3)過度な自己責任論に陥らず、公正な配分により格差を解消し、一人ひとりが幸福を実感できる社会を確立する。


 (4)政官財のしがらみから脱却し、現実的な未来志向の政党として、政治と行財政の適切な改革を着実に実行する(5)実効性のある公文書管理と情報公開を徹底し、透明で公正な信頼される政府を実現する(6)持続可能で安心できる社会保障制度を確立する(7)国際協調と専守防衛を貫き、現実的な安全保障や外交政策を推進するとしている。


 立憲の福山哲郎幹事長は31日までの記者会見で「2大政党のしっかりとした一翼になれるような新党を作っていかなければいけない」と決意を示した。

(編集担当:森高龍二)