医療機関の代替医療で注目され始めたミミズ酵素

 脳血栓や心筋梗塞の原因となる物質を溶かす酵素ルンブルキナーゼは、専用に培養された赤ミミズの体内から抽出される酵素で、このミミズ酵素を含むミミズの加工粉末がLR末と呼ばれる。このLR末を含有した健康補助食品が代替医療に取り組む医療機関などから注目され、需要が高まっている。 ミミズ酵素を含んだLR末の健康補助食品の販売会社(奈良県)では「昨年11月の販売開始から全国にある医療機関、約50件と契約を交わした」としている。この酵素が「線維素溶解酵素ウロキナーゼや血栓溶解剤t−PAのように間接的に血栓を溶かすものでなく、直接、血栓の主成分のフィブリンを溶かす作用をもたらす」(須見洋行・倉敷芸術科学大学教授、当時は宮崎医科大学)ところに、医療機関の関心が集まる理由があるようだ。 ミミズ酵素を含むLR末は、須見教授と有限会社輝龍(宮崎県)によって開発されたもので、日本をはじめイギリス、フランス、ドイツなど世界23カ国で特許を取得した経緯をもつ。 ミミズ酵素を利用したLR末含有の健康補助食品は市場に流通して10年が経過しているが、副作用事例などの報告がなく極めて安全性が高いといえる。脳血栓や心筋梗塞、脳血管疾患などの治療には高額治療費と高リスクが伴うため、脳血栓や心筋梗塞の原因物質を溶かす作用のあるLR末が、医薬品の代替医療として注目を浴びていた。さらに、今年、4月から開始された特定健診・保健指導から国民の予防意識が高まるなど、血栓症から起こる高血圧、糖尿病、高脂血症、メタボリック症候群の代替医療の一策として、ますます需要が伸びていくものと思われる。

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