ミミズに生涯を掛ける

 誰もが一度は目にしたことのある小さな生物、ミミズ。
このミミズという不思議な生物にどれだけの人が関心を持っているだろうか?

 誰にも気に掛けられず地中で一生涯を終える、ミミズという生物に着目し研究している人がいる。

 宮崎県在住の石井陽一さん。

 ミミズを健康食品として世に送り出したパイオニアとして知られている。

 国立宮崎医科大学(現在は、宮崎大学医学部に名称変更)で人の生体について学ぶため、5年近くを費やした石井さん。同学教授の下で血栓(体内に蓄積される不純物)や線溶活性を専門に研究していた。

 その研究過程において、ミミズの体内には血栓を溶かす物質が存在するのでは?という仮説が立てられ、研究の中心にいた。そして、須見洋行教授(現・倉敷芸術科学大学教授)と共に実験を開始した。

 研究の結果、ミミズの特殊酵素がタンパク質を溶かすことが確認された。石井さんは、「ミミズの持つ不思議な成分は、近い将来必ず人々の健康に大きな貢献をする」と確信したそうだ。そして、この時から、ミミズ酵素の魅力にとりつかれたという。

 今から27年前のことだ。

 ミミズの特殊な成分(酵素)がタンパク質を溶かすことを知った教授らは、医薬品として開発することを目指し、数社の製薬メーカーと共同研究を始めるが、薬事法などの壁に阻まれ、開発を中止。さらに海外での製造や販売許可申請にも、それぞれの国の規制があり、思うように許可が取得できず、歳月だけが流れた、という。

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2008年8月28日の経済記事

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