ドイツの工業コングロマリット、シーメンスと独エネルギー大手RWEの再生可能エネルギー子会社RWEイノジーは4日、英ウェールズ北部沿岸沖18キロでの洋上風力発電所(Gwynt y Môr windfarm)の建設に向け、合弁会社を設立したと発表した。RWEイノジーが株式の60%を取得し、シーメンスが10%、残りの30%はミュンヘン市エネルギー公社(Stadtwerke Munchen)が保有する。
総投資額は20億ユーロ(約2200億円)を超える見込みで、完成すれば、原子力発電所 1基の半分に相当する 576メガワットの発電能力が新たに生まれ、40万世帯に電力を供給することが可能になる。発電所は2011年に建設が開始され、2014年に完成予定となっている。