■前田佳織里
1人目は、「アミューズの狂犬」という通り名を持つ前田佳織里。『ウマ娘 プリティーダービー』のナイスネイチャ役や、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の桜坂しずく役など、正統派美少女を演じることが多い印象の女性声優だ。
しかしネット番組やラジオなどで見せる前田本人のキャラクターは、“狂犬”の名に違わないストロングスタイル。キレキレなトークや奔放な振舞いから、強烈な存在感を発揮している。
またBS日テレで放送された『古畑前田のえにし酒』への出演などをきっかけに、酒豪キャラとしても人気が爆発。小柄で清楚な雰囲気の前田が、豪快なラッパ飲みでお酒を飲み干していくギャップに、多くの声優ファンが惹きつけられたようだ。
さらに印象的だったのは、『青山吉能と前田佳織里 金曜日のしじみ』(ニッポン放送)で勃発した“梅酒ロック事件”。番組内で梅酒を氷割りで飲む場面があったのだが、お酒に入れるはずの氷が全く砕けないハプニングが発生した。
すると前田は「ここに入れたらいいんじゃない?」と、氷が入っているボックスに梅酒を入れるという逆転の発想で解決。さらには「絶対そのまま飲むなよ」という制止を振り切って、ボックスごと梅酒を流し込んだのだ。
強烈なエピソードを現在進行形で作り続けている声優なので、彼女の破天荒さがバラエティ番組などでハマれば人気者になりそうだ。
■青山吉能
2人目は青山吉能。
青山は、昨年秋クール放送の『ぼっち・ざ・ろっく!』で後藤ひとり役を演じていた注目の若手声優。またアニメと平行して始まったラジオ番組『ぼっち・ざ・らじお!』(音泉)でも、類まれなる個性を発揮している。
第22回の放送では、中学~高校生時代の同級生のInstagramをひっそりと監視し、自分が呼ばれていない同窓会などを知って人知れず息苦しくなっていることを告白。それもInstagramのストーリーを見ると足跡が残ってしまうので、わざわざ閲覧用のアカウントを作っているという徹底ぶりだった。
リスナーからは「リアルぼっちちゃん」とまで言われてしまうほど、生々しいエピソードがどんどん出てくる彼女。そこに共感をかきたてられるファンも多いようで、先日発表された第8回「アニラジアワード」において、同番組は「最優秀ラジオ大賞」「最優秀女性ラジオ賞」「大笑いラジオ賞」の三冠に輝いている。
青山の強烈なキャラクター性とトーク力が、テレビ番組で重宝される未来は十分現実的ではないだろうか。
■青木瑠璃子
声優界のゲーマー枠として注目したいのは、『ウマ娘 プリティーダービー』の声優としてお馴染みの青木瑠璃子。YouTubeの個人チャンネルで長時間のゲーム実況を連投していることからもわかる通り、筋金入りのゲーム好きだ。
特にやり込んでいるのは、『スプラトゥーン』シリーズ。
■青山なぎさ
また、地上波でのブレイクが期待される声優といえば、『ラブライブ!スーパースター!!』発の声優ユニット「Liella!」のメンバーも外せない。
まず注目したいのは、「彼女にしたい声優No.1」との触れ込みで有名な青山なぎさ。13年間クラシックバレエを習っていた経歴の持ち主で、アニメで演じた葉月恋を彷彿とさせる“お嬢様感”も魅力の一つだ。
そんな青山は昨年放送された『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)で、意外なポテンシャルを発揮。ターゲットに選ばれた彼女は、ドッキリに対して見事なリアクションを見せ、バラエティ番組への適性の高さで話題を呼んでいた。
■ペイトン尚未
同じく「Liella!」メンバーのペイトン尚未も、TV番組で活躍を広げていく可能性に期待できそうだ。彼女は「アイドルING!!!」の元メンバーで、。その経験からライブパフォーマンスの高さには定評がある。
そして歌唱力の高さがずば抜けており、筋金入りの“ボカロオタク”としても有名。ボカロ界隈出身のアーティストが活躍する昨今の音楽業界において、ペイトンの個性は大きな強みになるだろう。
ほかにも声優界には、まだ見ぬ才能の原石がいくつも眠っている。果たして次はどの声優が、地上波でブレイクを果たすのだろうか。
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