世界コスプレサミット日本代表・造形レイヤー七星めろん『葬送のフリーレン』フェルンで衝撃の工夫

コスプレイヤー、モデルとしても活躍中の七星めろんさんが4月16日（火）、自身のXにて『葬送のフリーレン』より、フェルンのコスプレを投稿。七星めろんさんに話を聞いた。【写真】「世界コスプレサミット」日本代表・七星めろんさんさんのコスプレカット【5点】七星さんは衣装や武器、防具などのアイテムを手作りする造形レイヤーとして活動。2022年には『世界コスプレサミット2022～20th Anniversary～』の日本代表として選ばれるほどの高い技術と表現力の持ち主で、最近では「コスプレイベントは一般参加だけでなく、ゲスト参加や、コスプレ衣装・パフォーマンスの審査員として海外に行くことも増えました」と話してくれた。4月20日・21日に行われた『高知アニクリ祭2024』というイベントでは、クリエイターゲストとして参加。武器の展示会があり、元々作りたかった杖ということもあり、今人気の『葬送のフリーレン』関連の武器を作ろうと決心したそう。さらに3月末にスロバキアで開催された『Anime SHOW in Brastilava』にゲスト参加した際に感じたことは「ヨーロッパでも『葬送のフリーレン』の人気はすごくて、『武器だけでなく、コスプレもしよう』」とフェルンのコスプレをするきっかけを教えてくれた。コスプレのこだわりを聞くと「特にコスプレにおいて軽量化と質感、そしてバランスは絶対に外せない項目」と説明。海外イベントに参加することが多いことから、「荷物の制限ってかなり厳しく、大きい武器を持っていこうもんなら、そのときのレート次第ですが超過料金の数万払わないといけない…。海外に限らず、日本のコスプレイベントでも持ち運びが便利な方が安く済み、家に置く時も場所を取らないし、分割ができるだけで褒められる！これは一石四鳥（笑）」とフェルンの杖は、木目の質感、体格に合わせたサイズ感を大切に、限りなく軽量化し分割できるので容易な持ち運びを実現していると答えてくれた。木の質感を出す工夫を伺うと「まず杖に使った素材はサンペルカという発泡ポリエチレン素材です」と言い、「フェルンの杖は、幼い頃ハイター様から頂いた木の杖ということもあり、カットしたサンペルカを組み立てたあと、 カッターで杖の形を削り、その後リューター（砥石を回転させて研磨を行う電動工具）を使って表面に木の質感がでるよう愛を込めて削りました。コンセプトは“ハイターと私の愛情！”みたいな…（笑）」と語ってくれた。他にもウィッグのサラサラ感がポイントだそうで「予め柔軟剤に浸し自然乾燥させることによって繊維がコーティングされ、サラサラが持続する必殺技を使ってます！これをするだけでイベント中にロングウィッグが絡む悩みから解放されます！」と明かしてくれた。キャラクターの表現にも工夫をしていて「フェルンは輪郭が丸いので、撮影時だけ頬にラップを入れてます。これ、飲み込むと危険なので絶対に真似はしないで下さい！」と告白。そして「いつもよりもなで肩になるように上半身を意識してます。フェルンは首と肩までの距離がめちゃくちゃ短いんですよね！ 次にコスするときは首横にパッドでも入れようかな（笑）」と、さらなるアップデートに意欲を燃やしていた。趣味や仕事としてのコスプレ、被写体活動では多くのオーディエンスがいるために手を抜けないとして「普段から体型維持や美容に気をつけています。サプリも色んなものを飲んでいて、ご飯はタンパク質と野菜。それと水か白湯。ジュースは月1回ぐらいしか飲まないです」という徹底っぷり。「あとは早く寝れるようになれば完璧ですね…。仕事を次の日に持ち込みたくない性格のため、明け方まで作業して3～4時間睡眠が続いているので、美容大事！ちゃんと寝たいと思います」と宣言した。5月4日には福岡の大きなお祭りである『博多どんたく』に参加されるようで、「お祭りの中にコスプレイベントもあり、どんたく広場を練り歩くコスプレパレードもあるので、一緒に福岡の熱気に包まれましょう！私は『モンスターハンター』のジンオウガ装備でパレードに出ます！」と今後の参加するイベントも呼びかけた。造形からキャラクターの特徴など研究し、表現し続けている七星めろんさんの作品を是非、生で見ていただきたい。【あわせて読む】コスプレ前と後のギャップに反響・次世代レイヤーすずらさん「顔以外の肌はあまり加工してません」