AKB48が3月29日、東京・国立競技場で「AKB48単独&グループ 春コン in 国立競技場~思い出は全部ここに捨てていけ!~」の初日公演を行なった。  AKB48の単独コンサートは約1年ぶり。
7万人のファンが会場を埋め尽くす中、AKB48のメンバーたちは全55曲を熱唱した。  ステージ中央には巨大なクマのぬいぐるみが横たわり、ほかにもおもちゃ箱や絵本、ワンピースなどのオブジェが飾られ、少女の部屋を思わせるセットが出現だ。横に広いステージの両端には巨大なスクリーンが設置され、どの席からでもメンバーの表情を見ることができた。  オープニングではステージを転がってきた岩の中から大島優子が登場し、「暴れるぞー!」と大絶叫。そのまま他のメンバーたちとともに『転がる石になれ』を歌い、幕が開けた。  メンバーたちは大島の宣言どおり、序盤からパワフルなパフォーマンスを連発。5曲目の『重力シンパシー』では、大島や高橋みなみらが高さ約25mにもおよぶフライングにも挑戦し、ファンの度肝を抜いた。  中盤には『心の端のソファー』や『夕陽を見ているか?』など、グループからの卒業を控えている大島をメインにしたユニット曲が5曲連続でお披露目された。  また、大島は31曲目の『泣きながら微笑んで』でソロ曲も披露。夕闇で薄暗くなった会場をチームKカラーのグリーンのペンライトが灯すなか、純白のドレスに身を包んだ大島は、同曲をしっとりと歌い上げた。 アンコールの『会いたかった』では、ゆるキャラのふなっしーによく似た「たかっしー」が登場し、サビを勝手に「会いたかっしー! Yes!」と歌い、大島を唖然とさせる場面も。  曲が終わると"中の人"の相方であるナインティナイン矢部浩之が登場し、大島から「岡村(隆史)さんでしょう!?」と突っ込まれていた。
 そして、通算36枚目となる新曲『ラブラドール・レトリバー』が5月21日にリリースされることが告知され、過去最多となる36人の選抜メンバーによって初披露し、会場を盛り上げた。  同曲はさわやかな夏を感じさせる“フレンチ・ポップ”で、曲中に随所に散りばめられたカワイらしい犬を想像させる振付が特徴。 センターは、昨年2月に発売された30thシングル『So long!』以来、約1年3ヵ月ぶりに渡辺麻友が担当。初選抜入り(※)は7人で、AKB48から大和田南那岡田奈々西野未姫SKE48から古畑奈和、北川綾巴。NMB48から渋谷凪咲薮下柊となっている。 【36thシングル『ラブラドール・レトリバー』選抜メンバー】 ・AKB48 渡辺麻友(※センター) 入山杏奈 川栄李奈 小嶋陽菜 島崎遥香 高橋みなみ 北原里英 小嶋真子 横山由依 大和田南那(初) 高橋朱里 柏木由紀 岡田奈々(初) 加藤玲奈 木﨑ゆりあ 西野未姫(初) 峯岸みなみ ・SKE48 北川綾巴(初) 松井珠理奈 大場美奈 古畑奈和(初) 須田亜香里 木本花音 松井玲奈 ・NMB48 山本彩 矢倉楓子 市川美織 薮下柊(初) 渋谷凪咲(初) 渡辺美優紀 ・HKT48 指原莉乃 田島芽瑠 兒玉遥 多田愛佳 宮脇咲良 朝長美桜
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