ゼロイチファミリア発の5人組アイドルグループ#2i2(ニーニ)。デビュー前から『ヤングジャンプ』の誌面ジャックが決定するなど、大きな注目を集めている。
アーティスト応援コミュニティサービス「CHEERZ」と組んだキャンペーンでは、#2i2がアイドル1年生ということで、「新入生」をテーマに制服姿のブロマイドを制作。ENTAME nextでは、そのブロマイドの制服姿の5人を直撃。「学生時代どんな少女だったか」をテーマの話を聞いた。5回目は、数多の雑誌の表紙を飾るなど個人での活動も著しい十味のインタビューをお送りする。(前後編の前編)

【写真】5人そろうとさらに青春感が増す、#2i2の制服集合写真

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――今回は十味さんの学生時代の話を中心にインタビューさせていただきます。十味さんは、高校生時代からニコニコ動画に「踊ってみた」動画を投稿されていました。ハマったきっかけは何ですか?

十味 まず、中学2年生の頃、友達に「深夜アニメ見てみなよ!」って勧められてアニメにハマったんです。『けいおん!』というアニメが好きなんですけど、軽音楽部の話なのでバンド曲やキャラクターソングがたくさんあるんですよ。そこからいっぱいアニメソングを聴くようになって、ボーカロイドを好きになって、ニコニコ動画にボーカロイドの楽曲の「踊ってみた」を投稿するようになりました。地元が長野県のとんでもない田舎で、遊びに行く場所も少なかったので、気軽にアクセスできるインターネットコンテンツに惹かれたんだと思います。

――インターネットは都会も田舎も関係ないですもんね。実は、地元にはアニメオタクが多かったり……?

十味 はい。
中学校ではクラスみんながアニメオタクでした。珍しいですよね(笑)。オタクって、スクールカーストの下の方にいるイメージじゃないですか。でも、私が通っていた中学校はみんなオタクだったので、オタクが上の方にいたんですよ。30人くらいのクラスだったんですけど、全然アニメを見ないって子は6~7人だったんじゃないかな。

――面白いですね。友達との会話もアニメの話が中心ですか?

十味 はい(笑)。「昨日のドラマ見た?」って言うのと同じ感じで「昨日のアニメ見た?」って話していました。

――高校もオタクが多い学校だったんですか?

十味 いや、高校は都会の方まで通っていたので、オタクの数は減りました。スクールカーストも下の方に……。それが原因でいじめられるってことはなかったんですけど、高校時代は男の子から苗字にさん付けでしか呼ばれなかったです。中学までは、男女関係なく、みんな下の名前で呼び合っていたんですけどね。


――高校生になってから、ニコニコ動画に「踊ってみた」を投稿され始めたとのことですが、周囲の反応はどうでしたか?

十味 高校2年生ごろから、少しずつ同級生に動画投稿していることを知られ始めたと思うんですけど、家から学校まで2時間かけて通っていたこともあり、放課後は遊びに行かずにすぐ家に帰っていたので、同級生と会話する時間がほとんどなかったんです。なので、周りの目は気にならなかったですし、そういう話もしなかったですね。放課後、遊びに行くとしたら一人カラオケくらいですかね。電車が1時間に1本しかなかったので、時間潰しに30分だけ行ったりしてました。

――片道2時間は大変ですね。昔から一人で行動できるタイプだったんですか?

十味 はい。「踊ってみた」のイベントが大阪で開催されたときも、長野から一人でいきましたし。イベントが土日にあるときは、次の日が学校だったので、日曜日の深夜バスで長野に帰って、コインロッカーに入れておいた教科書をカバンにつめて登校していました。

――行動力が凄いです。

十味 でもそのとき、ちょうど雪でバスが遅延してしまって。完全に遅刻だったんですけど、遅延証明書を提出したらセーフなので、出発地大阪、到着地長野と書いて提出しました。生徒指導室の先生もビックリしていましたね。


――今まで見たことのない遅延証明書だったんでしょうね(笑)。

▽CHEERZ forスゴ得 presents #2i2 スペシャルキャンペーン
3月28日(日)には本キャンペーンでライブの内容が決まるスペシャルライブを、渋谷某所にて開催予定。ライブはオンライン配信もされる。詳細は下記ホームページまで。
http://lp.cheerz.cz/cheer/2i2.html

【後編】十味「オタクは私のアイデンティティ、オタクでよかった」はこちらから
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