KERA新作舞台『世界は笑う』は瀬戸康史、千葉雄大、松雪泰子と“昭和の喜劇人”を題材に

2022年8月にCOCOON PRODUCTION 2022+CUBE 25th PRESENTS,2022『世界は笑う』の上演が決定した。本作は、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が、2017年『陥没』以来5年ぶりにBunkamuraシアターコクーンで上演する新作公演。瀬戸康史千葉雄大松雪泰子ら17名のキャストが出演する。

KERAが選んだ今回の設定は、敗戦から10年強の月日が流れ、巷に「もはや戦後ではない」というフレーズが飛び交い、“太陽族”と呼ばれる若者の出現など解放感に活気づく人々の一方で、戦争の傷跡から立ち上がれぬ人間がそこかしこに蠢いていた時代。そんな殺伐と喧騒を背景に、笑いに取り憑かれた人々の決して喜劇とは言い切れない人間ドラマを昭和30年代初頭の東京・新宿を舞台に描く。

戦前から舞台や映画で人気を博しながらも、時代の流れによる世相の変化と自身の衰え、そして若手の台頭に内心不安を抱えるベテラン喜劇俳優たち、新しい笑いを求めながらもままならぬ若手コメディアンたちなど、混沌とした時代を生きる喜劇人と、彼らを取り巻く人々が高度経済成長前夜の新宿という街で織りなす、哀しくて可笑しい群像劇を繰り広げる。

2009年より昭和の東京をモチーフに発表してきた「昭和三部作」シリーズをはじめ、日頃から “昭和”という時代への深い愛着を公言するKERAだが、“昭和の喜劇人”を作品の題材とするのは今回が初めて。