
2022年6月13日(日本時間)、アメリカ演劇界で最も権威のある祭典として知られる「第75回トニー賞授賞式」がニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催された。日本では、WOWOWで授賞式の模様を生中継・ライブ配信された。

ミュージカル作品賞は2020年のピュリッツァー賞で戯曲賞を受賞し、最多11部門ノミネートの『ア・ストレンジ・ループ』、ミュージカル・リバイバル作品賞をオリジナル作品から登場人物の性別を一部入れ替えて制作された『カンパニー』が受賞。

演劇作品賞はアカデミー賞監督のサム・メンデスが演出を務め、リーマン・ブラザーズの誕生からリーマン・ショックによる崩壊までを3人の俳優だけで描いた『リーマン・トリロジー』が受賞。
また、演劇リバイバル作品賞は、様々な背景を抱える選手たちが集う野球チームの舞台裏を描いた『テイク・ミー・アウト』が受賞した。同作には日本人ピッチャーの役で出演していた日本人俳優ジュリアン・スィーヒも授賞式に出席しており、受賞が決まると関係者と共にステージに上がり、喜びを分かち合っていた。

授賞式終了後、WOWOWにはジュリアン・スィーヒから「トニー賞を受賞した作品に日本人役で出演できた事を光栄に思っています。」と喜びのコメントが寄せられた。