ある若き僧の物語-心を磨き、崇高な心を目指す

ある若き僧の物語-心を磨き、崇高な心を目指す

仏教僧たちが起こした奇跡については多くの物語が残されており、それらを読むことで、私たちは不思議な世界を知ることができます。私は以前から考えていました ― 彼らの崇高な心はいかにして生まれたのでしょうか?僧たちはどのようにしてそれを身に着けたのでしょうか?次に紹介する物語は、私たちにそのヒントを与えてくれるかもしれません。



大昔、山の中の寺院で修煉していたある若い僧がいたのですが、その若い僧は修煉に疲れてしまいました。瞑想をすることや、昼と夜に寺院を掃除すること、そうした日常のせいで「自分はつまらない暮らしをしている」と思ったのです。



彼は毎日修煉していましたが、一向に進歩がみられません。そうして、彼は修煉を続けることができるか疑うようになりました。すると、彼の気持ちを理解した師は、彼に正しい修煉を教えるため、「山のふもとに行き仏像づくりを手伝ってきなさい」と言いました。



山の麓では、石工たちが岩を切り出し、仏像を作っていました。彼らの作業場は非常に大きいのですが、大変に静かで、彫刻刀と金づちの音しか聞こえません。道具を使って石を打つ様子は、まるで楽器を演奏するかのように印象的で、その音はまるで美しい音楽のように聞こえました。若い僧はその音を聞き、心の中で密かに喜びを感じました。



その後、彼は山のふもとに何日か住むことにしました。そして毎日、作業場所の清掃や、石を粉砕して平らにする工程を手伝いました。彼は非常に興味を惹かれていたのです。刻まれた石でさえ、石工の手にかかれば雄大で優美な神々の彫像へと徐々に姿を変えていくことに。


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