悪習慣を断ち切ることができる瞑想

悪習慣を断ち切ることができる瞑想
マインドフルネスは、禁煙に効果がある (Luna Vandoorne/Shutterstock)

深いリラックス効果や集中力アップなど、さまざまな効果が期待できる瞑想。「マインドフルネス」という瞑想法で、悪い習慣を断ち切ることができるという報告がある。



マインドフルネスとは、自分が行っている「今」の瞬間に意識を集中させ、それを注意深く観察すること。米国の精神科医ジャドソン・ブリュワー氏(Judson Brewer)によると、彼のクリニックではこの瞑想法でヘビー・スモーカーや砂糖依存症の人たちが、中毒から抜け出すことができたという。



そのやり方とは、何だろうか。まずは、中毒になるプロセスを知ることが大切だ。



例えば、砂糖依存症の場合。彼らは、「甘いものを見る」「甘いものを食べる」「脳の報酬系が活性化する」というプロセスを踏む。脳の報酬系は快感を覚えさせるため、このプロセスが確立すると、それを断ち切るのは容易ではない。しばらくすると、脳は再び甘い物に対して「美味しそう」「欲しい」というシグナルを出し、同じプロセスを繰り返すことになる。



タバコの場合は、どうだろうか。「タバコを吸っている人はかっこいい」「自分も吸ってみたら、かっこよく見えるかも」「吸ってみたらかっこいい」という思考プロセスを踏む。「かっこよく見える」ことで脳の報酬系が活性化し、快感を得る。そのプロセスが繰り返されると、ついには身体がニコチン中毒になる。



よくないと理性では分かっていても、止められないのが中毒。ブリュワー氏は、無理やりにその習慣を止めようとするのではなく、まずはそれを行っている瞬間に意識を集中し、興味を持って観察する「マインドフルネス」をするようにと勧める。すると、少しずつその習慣に対して自分をコントロールすることができるようになるという。


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