中国科学院、ヒトの遺伝子を組み込んだサル11匹で実験 物議呼ぶ

中国科学院、ヒトの遺伝子を組み込んだサル11匹で実験 物議呼ぶ
米国ウィスコンシン州の研究室で檻の中にいるサル(参考写真、記事中のサルではありません)(Getty Images)

中国の研究者は最近、人間の遺伝子を組み込んだ11匹のサルを作った。これらのサルの脳の発達は、人間の特徴に近いという。遺伝子操作の赤ちゃんを誕生させた中国は再び、倫理と科学をめぐる国際論争を巻き起こしている。



科学分野の中国最高学府である中国科学院昆明動物学研究所は最近、米ノースカロライナ大学など複数の研究チームとともに、ヒトの脳の発達に重要な役割を持つマイクロセファリン(MCPH)遺伝子の複製を導入したアカゲザル11匹を誕生させた。8匹は第一世代、3匹は第二世代だという。



研究チームは、ヒト特有の知能の進化を洞察するのが目的と説明している。研究者たちは、MCPH1遺伝子は、ヒトの脳の発達の特徴を備えていると考えている。例えば、ヒトの脳は、他の霊長類の動物と比べて、脳の発達時間が長い。そのため、ヒトは高度な知能を形成することができるとしている。



実験の結果、MCPH1遺伝子の複製を移植されたサルは、ヒトの脳と同様に脳の発達速度が緩やかになったことが分かった。



さらに、被験体のサルは、野生のサルと比較した場合、短期記憶の能力が上がった。これは、ヒトの遺伝子移植を施したサルの知能強化を示しうるものだという。



中国科学院の声明は、この研究が「ヒト起源およびヒト特異的脳疾患(アルツハイマー病など)を研究するうえで重要な価値を持っている」と書いた。



研究は2019年3月、中国で開催された英文学術誌「ナショナル・サイエンス・レビュー」に掲載された。


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