蘇った先人の知恵 漂着ゴミにオーストラリアで画期的な取り組み

蘇った先人の知恵 漂着ゴミにオーストラリアで画期的な取り組み
沿岸部に設置された排水管、参考写真(Illustration - Shutterstock)

2018年の夏、ドミニカ共和国の海洋環境保護団体の撮影したビデオを見て、世界中の何千もの人々がぞっとした。文字通りゴミの波が海岸に押し寄せている光景が映し出された。このゴミの残がいは、島自身から流れ出たものもあるが、実際には何千キロも離れた国々から流れ着いたものだ。



米地理学協会の「漂流するプラスチック」という研究プロジェクトによれば、米ニューヨークの海岸から流れ出た普通のポリ袋が、3年をかけて強い海流に乗り、はるか英ロンドンまで運ばれているという。



オーストラリアの画期的な対策



深刻化するゴミ漂着問題に、豪州のある街では画期的な取り組みが始まった。メルボルン近郊のヘンレイ保護区には、排水管の出口2カ所に、袋状のネットが設置されたのだ。



ヘンレイ保護区を管理する西部沿岸の町キウイナナ市が、このユニークなゴミ対策の写真を公式Facebookアカウントで掲載すると、瞬く間に話題を集めた。投稿から48時間で、約250万人が「排水パイプに取り付けた袋状の網にたまったゴミ」の写真を目にした。



それはキウイナナの、何千年も前からの独特な解決策。川に投げ込まれたゴミが、海に流されるのを阻止するのに、ネット(網)が使用されていた。



オーストラリアの新聞・西オーストラリアによれば、市の試みとしての最初の実験は、住宅地や商業地域から排水管を通して出た大量のゴミを収集するのに極めて効果があったという。市の文書によれば、ゴミは、紙製の食品包装材、ペットボトル、砂と木の葉などで、計370キロに及んだという。


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