米国に亡命した中国海軍司令部元参謀(中佐)の姚誠氏は5月31日、大紀元のインタビューを受けた。かつて中国軍のスパイだった姚氏は、中国当局が主導する各国への技術窃盗に触れ、また軍内の諜報組織や元軍人らによる抗議活動について話した。



(前文に続く)中国海軍元スパイ、共産党政権の技術窃盗が「軍事競争で勝つため」=インタビュー



各国を抱き込む工作機関



姚誠氏はインタビューの中で、中国情報機関内の秘密組織に言及した。欧米諸国の政治家は、中国人の工作員からの接近に注意するよう警告した。



姚氏によると、中国軍総政治部傘下の連絡部が諜報機関の1つで、外国政府および影響力のあるエリート(実業家、芸術家、社会活動家など)やその交友関係をターゲットに浸透工作を行っている。この連絡部は外部に対して、「中国国際友好連絡会」(China Association for International Friendship Contact)という組織名を使っている。



この組織の工作員は、各国政府の高官らと個人的に密接関係を築き、丸め込もうとする。目的は、各国の高官や有名人を中国当局の支持者にし、可能であれば中国当局に機密情報を提供するように仕向けることだ。



「元軍人の抗議に現役将校ら関与」



姚誠氏は、近年中国各地での退役軍人による大規模な抗議活動は中国当局にとって最も不安視している問題だと指摘した。中国の退役軍人の数は4700万人にのぼる。