マリファナ世界需要の高まり 世界最大の生産国・中国の利益拡大

マリファナ世界需要の高まり 世界最大の生産国・中国の利益拡大
イタリアでは、大麻から抽出されたカンナビジオール含有のアロマが発売された(Getty Images)

世界的な合法大麻の需要拡大により、中国では大麻生産の利益が増えている。ニューヨーク・タイムズは、中国雲南省・昆明で大麻から抽出される成分「カンナビジオール」の取り扱い許可を受けた会社・漢麻投資集団を取材した。譚昕会長は、「市場の潜在力は大きい」と語った。同社は、6.4平方キロメートルの土地(山中湖に相当する面積)に大麻草を栽培している。



カンナビジオールは精油やスプレー、香油として製品化され、不安、てんかん、不眠症、にきび治療に有効で、抗炎症作用もあるという。また、皮膚病、糖尿病、多機能不全など広い範囲の疾患にも効果があると宣伝されているが、科学的な裏付けはない。



大麻には、テトラヒドロカンナビノール(THC)と呼ばれる、精神作用をもたらす成分が含まれている。乱用により異常行動、思考力低下が現れ、社会生活を送ることができなくなる。THCは大麻特有の成分で、自然界では他の植物に含まれていない。



世界の多くの国では大麻を栽培、販売、輸出入、利用、所持することは死刑など重罰の対象となる。いっぽう、香料や疼痛コントロールの医療用などにおいて一部では生産が許可されている。



中国は国連の麻薬成分物質条約に署名し、1985年に違法指定された。しかし、漢方材料や麻布、種子、大麻油として利用される歴史は長く、生産農家も多い。THCの含有成分が0.3%以下の大麻の種類では、世界市場の50%を占める世界最大の生産国となっている。


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