赤ちゃんの顔にチーズを投げつける奇妙な「チーズ・チャレンジ」に賛否

赤ちゃんの顔にチーズを投げつける奇妙な「チーズ・チャレンジ」に賛否
(Illustration - Shutterstock)

インターネットは世界中に「アイス・バケツ・チャレンジ」のようなおかしな流行を巻き起こすことがある。最近では親が赤ちゃんの顔にスライスチーズを投げつける一風変わった動画が話題を呼んでいる。身体的には無害かもしれないが、この流行に対する世論は割れている。



「チーズ・チャレンジ(Cheesed Challenge)」は、2019年3月に弟の顔にチーズを投げつける動画を投稿したTwitterユーザー@Youngholmes Yeによって始まった。赤ちゃんは怪訝そうな表情を見せると自分の額にスライスチーズがくっついて小さな顔のほぼ半分を覆っていることに気がついた。

しかし物事は思い通りにはいかないものだ。のちにこの男性は動画を削除し、赤ちゃんは彼の弟ではなく動画自体も彼のものではないことを認めた。彼はいわゆる「パクツイ」として投稿しただけだったにも関わらず、この動画は削除されるまでに1,000万回以上も視聴され、流行に乗った親たちが自らの子どもを撮影したバージョンを投稿し始めた。

数千人もがこれに参加し、ペットにチーズを投げつける人まで現れた。赤ちゃんの中には笑い出す子やチーズを食べる子もいたものの、ほとんどが予想外の物体に呆然とした表情を見せた。

それでも、だれもがこの新しいチャレンジをおもしろがったわけではない。モデルのクリスシー・テイゲンは、「私もいたずらは大好きですが、私のことを心から信頼している愛するわが子にチーズを投げつけることはできません」とツイートし、この現象に対して反対を表明した。

一方で、ニューヨーク在住の母親ローレン・ジョルゲンソンは、チャレンジに参加するとともにこの流行を擁護した。彼女はテレビ局の取材に対して「私は何も小麦粉の袋を投げつけたわけではありません。それぞれ違った子育ての仕方があり、私の場合はほんの少しチージーだったにすぎません」とコメントした。

また小児科医のダイアン・ヘス医師は、この奇妙な行為には幼児を「驚かせ、何度も起きるのではないかと不安にさせる」可能性があるとして反対した。

子どもの権利を守る団体、Children’s Rights のエグゼクティブディレクターであるサンディ・サンタナは、この流行は児童虐待にはあたらないとする一方で次のように述べた。「無力な赤ちゃんにチーズを投げつける行為は、場合によっては彼らにショックを与え、不必要な不快感を引き起こす可能性があります。ほんの少しの「いいね」をもらうことにそれほどの価値があるでしょうか」

Twitte上のだれかが冗談で始めたこの行為は、すぐに「制御不能」になってしまった。インターネットはたしかにチージーな場所にもなり得るのだ。



(大紀元日本ウェブ編集部)

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