米司法省、中国軍ハッカーを起訴 米大手信用企業から1億4000万人分データ盗む

米司法省、中国軍ハッカーを起訴 米大手信用企業から1億4000万人分データ盗む
1億4000万人余りの米人口データを盗んだとして、司法省はこのほど、中国軍所属のハッカー4人を起訴した(GettyImages)

米司法省ウイリアム・バー(William Barr)司法長官は10日、米信用機関3大手のひとつエクイファックス(Equifax)社から米国人口の半数に相当する1億4000万人の個人情報を盗んだ罪で、中国軍のハッカー4人を起訴したと発表した。長官によると、史上最大級のデータ漏えい事件の1つだという。



相次ぐ中国側の情報窃盗に対抗して、ホワイトハウスは、2021年度予算で、量子ネットワーク(quantum)と人工知能(AI)へのハイテク技術開発に予算を追加する。



このほど公開された中国軍の4人のハッカーの名前はそれぞれ呉志勇、王乾、許可、劉磊。司法省は、被告の軍制服姿を含む写真を公開した。4人は、エクイファックス社のコンピュータシステムに侵入した。



バー長官は記者会見で、2年間の調査の結果、4人を経済スパイ活動の容疑で訴追したと述べた。



「私たちは長期にわたり、中国当局の膨大な貪欲さを目の当たりにしてきた。米国連邦人事管理局からの人事記録、マリオットホテルの顧客データ、ウェルス健康保険の利用者名簿、今日では、エクイファックスだ。これらのデータには経済的な価値があり、盗まれた情報は中国におけるAIツールの開発や、さらなるスパイ工作に使えるものだ」とした。



事件が発覚したのは、2017年夏、エクイファックスの脆弱性が明らかになってから、1億4000万人近くの米国人の名前、誕生日、社会保障番号、そして少なくとも1000万人の米国人の運転免許証のデータが盗まれたという。中国のハッカーグループは、エクイファックス社の企業秘密や知的財産権も盗んだ。


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