1999年7月20日、当時の江沢民国家主席が「3カ月以内に法輪功を消滅させよ」「肉体を消滅させ、名誉を失墜させ、財力を奪え」との方針を定め、全土規模の弾圧政策を始めた。あれから21年が経った。



この21年の間に、ナチスドイツの「ゲシュタポ」に類似する秘密警察組織「610弁公室」は「法輪功取締機関」として、国家の総力を挙げて、あらゆる面から法輪功(ファルンゴン)への集団絶滅・殺戮を行ってきた。



610弁公室は2018年に機構再編によって格下げられた後も、依然として中国共産党の司法制度を凌駕する強い権力を保持している。



610弁公室の起源



1999年6月7日、当時の最高指導者、江沢民・元総書記は「真・善・忍」の理念で自らの道徳性の向上および健康増進に努める法輪功学習者を系統的に撲滅するために、「党中央法輪功問題処理指導グループ」を立ち上げた。憲法や法律の制約を受けない。



同6月10日、江沢民政権は機能や運営体制の強化を図り、「党中央法輪功問題処理指導グループ弁公室(いわゆる610弁公室)」を設置した。翌年に、同弁公室の名称は「党中央邪教問題防止および処理指導グループ弁公室」に変わり、「国務院邪教問題防止および処理指導グループ弁公室」の看板も掲げっている。



610弁公室はその後、数カ月の間、中国全土で支部を置き、政治権力の中枢から末端の行政村まで厳密かつ独立した体系を形成した。



同組織は中央委員会直属の部門として、法輪功迫害において、中国共産党の法執行最高機関である中央政法委員会(政法委)を通じて、中国の公安部(警察)、検察院、裁判所、国家安全、武装警察などの司法機関を支配し、同時に中国の外交、軍、教育、衛生医療などの部門を意のままに従わせ、国家のあらゆるレベルにおける法輪功撲滅運動を展開している。