しかし、トランプ陣営はこの世論調査に非常に懐疑的だ。
トランプ氏は10月11日のTwitterの投稿で、「2016年のABCニュースとワシントン・ポストの世論調査は全くの大惨事で、この2つのメディアは、選挙前に調査結果を変更した。今、これらのヘイター(トランプ嫌悪者、メディアを揶揄)は、規模は前より小さいが、再び同じことをしようとしている。(私たちは)2016年よりも大きな勝利を収めるだろう!」と書いた。
現在の状況は、2016年の大統領選の記憶を呼び起こす。当時の世論調査でも、トランプ氏は民主党大統領候補ヒラリー・クリントン氏に劣っていた。
オンライン市場調査とデータ収集を手がけるCloudResearchが8月に発表した調査によると、「シャイな有権者」現象のため、世論調査ではトランプ氏の支持率を十分に把握できなかったという。
同調査によると、共和党支持者の11.7%が「シャイな有権者」で、彼らは大統領選挙で誰に投票するかについて、本当の思いを世論調査機関に公表することに消極的だ。民主党支持者の「シャイな有権者」率は5.4%で、共和党の半分以下だ。
この調査結果は、世論調査がトランプ氏の支持率を完全には把握していない可能性があるという見方を裏付けている。
(大紀元日本ウェブ編集部)