「プチプラは若い子向け」「安っぽく見えそうで不安」──そんな声をよく聞きます。でも最近のプチプラ服は驚くほど進化していて、大人世代が着ても品良く仕上がるアイテムが豊富。

とはいえ、選び方を間違えると“痛い印象”になってしまうのも事実です。そこで今回は、大人世代のための“高見えコーデ”のポイントを紹介します。

「素材」と「シルエット」で“高見え印象”の8割が決まる

どれだけ流行を取り入れても、生地がチープだと全体の印象も一気に安っぽく見えてしまいます。特に光沢の強すぎるポリエステルや、薄くてハリのない生地は要注意。大人世代には、マットで落ち感のある素材、さらりとした肌触りの良い綿麻混などが好相性です。

また、ピタッとしたジャストサイズよりも、少しだけゆとりのある“こなれ感”のあるシルエットを選ぶのがポイント。袖や裾に余裕があるだけで、大人の余裕を感じさせるコーデに。メリハリのあるアイテム選びで、自然な体型カバーにもつながります。

色使いは“ワントーン×ベーシック”で上品さを演出

色合わせも、大人の高見えコーデに欠かせないポイント。ベーシックカラーを軸にすると、どんなアイテムでも落ち着いて見えるので失敗しません。ホワイトやネイビー、ベージュ、チャコールグレーなどが特におすすめ。

さらに、トップスとボトムスを同じ系統の色味でまとめる“ワントーンコーデ”にすることで、全体がすっきりまとまり、洗練された印象になります。地味に見えそうな場合は、小物で素材や形にアクセントをつけることで、ほどよくおしゃれ感を加えることができます。

小物の“質感”で全体の印象が決まる

プチプラ服でも、靴やバッグ、小物を上質に見えるものに変えるだけで、全体の印象がぐっと格上げされます。

おすすめは、合皮でもマットでしっかりとした形のミニバッグや、異素材を使った大人っぽい小物です。

靴はスニーカーよりも、細ストラップのサンダルやローファーのようにきちんと感のあるデザインがベター。さらに、アクセサリーは“盛りすぎない”のが正解。華奢なゴールドのピアスやバングルを1点だけ効かせることで、余裕を感じさせる大人コーデが完成します。

“素材・色・小物”という3つのポイントを押さえれば、誰でも簡単に「痛くない高見えコーデ」が叶います。予算に縛られず、自分らしくおしゃれを楽しむ。それこそが、今の時代のアカ抜けテクですよ。<text:ミミ>

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