オスマン帝国を牽引した大宰相スィナン・パシャの霊廟「メドレセ」

帝都イスタンブールの学院で学んだあと、当時のスルタン、スレイマン1世の食事を管理する職に就き、さらにムラト3世とメフメト3世の時代になると、スルタンに次ぐ重要なポジションである大宰相という役職にまで上り詰め、帝国を牽引しました。

大宰相の任務から外れ、エジプト総督の役職にも就いた経歴もあり、イエメンやチュニジアにおける重要な軍事指揮も執りました。キプロスを征服すると、チュニジアもオスマン帝国領になりましたが、1572年にスペイン海軍がチュニジアに侵攻すると、スィナン・パシャは、海軍の指揮を執ってチュニジアを再征服するよう命じられました。

彼の指揮のもと、伝説の海軍提督クリチ・アリ・パシャはチュニジアの征服に成功し、スィナン・パシャは「チュニジアの征服者」という肩書を与えられました。

また彼はは軍事面だけでなく、政治や財政面においても優れた才能を発揮しました。

例えば、イランのアッバス王と和平会談を行い、近隣国との戦争を避けることに成功したり、財政面においては、硬貨の質の向上に努め、新しい造幣所も設立しました。

1593年、オーストリアに対する軍事遠征が始まると、彼は度々オスマン帝国の多くの兵士を引率して戦地に出向き、いくつかの戦いにおいて勝利を収めました。敵地占領とまでは至らなかったものの、このときすでに70歳を超えていたことを考えれば、彼の軍事面での活躍は称賛に値します。

存命中は、学校、モスク、救貧院(イマレット)、泉亭、クルアーンを学ぶ上級の学校(darülkurra)、隊商宿、ハマム(公衆浴場)などを、アラブ諸国やバルカン諸国に多く築きましたが、それらは彼の収入を彼自身が寄付することにより造られたものがほとんどです。

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