RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は、海外インテリアのように洗練されたホワイトスタイルで暮らしをコーディネートされているsaooo39さん宅の、眺めまで心地よいキッチンをご紹介します。
大工の夫、高校3年生と1年生の女の子、そして5歳になるトイプードルのcocoと暮らしてます♪
リノベーションで手に入れた、家族みんなで立てるキッチン
saooo39さん宅のホワイトインテリアは、無駄のないスタイリング+適度な遊び心で、上質であり、どこか朗らかさも感じさせてくれるのが魅力です。扉のないセミオープンなキッチンは、そんなインテリアの延長線上にありました。ゆったりと作業ができるであろう広々とした空間、スッキリと整頓が行き届きつつも、使い勝手に配慮されたものの配置……キッチンの中はインテリア性の高さだけでなく、理に適った機能美も備わっていそうです。saooo39さんには、まず、この素敵なキッチンの生い立ちから教えていただきました。
saooo39さん「中古住宅を、大工である夫がリノベーションしました。家族がみんなで立てるキッチンにしたいと思い、6畳のダイニングだった場所につくってもらっています。対面キッチンにも憧れたのですが、引越しまでにある程度のリフォームを夫がしなくてはならなかったので、スタイルはもとのままなんです。」
■充実のスペースを確保した、セミオープン仕様
なるほど、I型壁つけというキッチンのスタイルは変えず、ダイニングスペースだった部分もキッチンスペースとすることで、saooo39さんご一家の暮らしや理想にフィットさせているんですね。暮らしのどこに比重をおくか、それをコントロールした住まいづくりができる、リノベーションならではの醍醐味を感じます。
■キーワード1 スッキリ見せる工夫で、丸見えでもOK
「我が家のキッチンは、リビングから丸見えです。なので、できる限り雑多なものは置かずスッキリさせておけるようにしています。全体に、色味も抑えました。また、シンク内に、洗剤やスポンジを収納できるのも、スッキリ見えのポイントです。
■キーワード2 気分も上がる、見た目◎なキッチン家電
saooo39さん「キッチン背面には、奥行き60cmと大容量の収納を設けました。我が家では、お気に入りの家電や雑貨だけを見せる収納にしています。見た目にも美しい家電があると、キッチンに立つのがもっと楽しくなりますよ。」
■キーワード3 細部まで自分たちで選んだ、お気に入り仕様
saooo39さん「キャビネットや天板、白いシンク、ガス台……キッチンにあるものは基本的に自分たちで選び、個々に買ったものを使って夫が施工しています。
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください
saooo39さん「自分の好きなものやお気に入りを増やすことが、自分らしく居心地の良いキッチンへの一歩だと思います。好きな道具や家電があれば、それだけで『キッチンに立ちたい!』と思えませんか?最近では、100円ショップでも可愛いものや魅力的なDIYグッズもあります。好みは年々変わるので、その都度、居心地の良い空間に変えていくのも、きっと楽しいです。」
まとめ: 想像以上に広がる、こだわることの可能性
saooo39さん宅のキッチンは、セミオープンですが、開口部の対角線上に位置するリビングからは、奥まで丸見えになる間取りです。それでも、saooo39さんがコーディネートするキッチンは、問題なくいつだってスマートで洗練されていました。でも、生活感がゼロというわけではありません、使用頻度の高い調味料や道具、家電は手の届きやすい位置に、自然と置かれています。ただ、そこにある全てのものが、saooo39さんのこだわりのものであり、saooo39さんのつくるインテリアにマッチしたものであるのです。
そして、saooo39さん宅のキッチンは、使用しながら増えていくものだけでなく、そもそもの住まいづくりの段階から、ご家族の好みや理想が細部にいたるまで丁寧に組み込まれていました。
執筆:RoomClip mag 編集部