RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、それぞれの場所に合った工夫でインテリアを、楽しくオシャレにスッキリと導いている212610さんに、収納のコツをお伺いしました。
今回教えてくれたユーザーさん♪
212610さん幼稚園児、小学生の2人の子供がいるワーキングママです。シンプルで無駄なスペースのない、使いやすい収納が好きです。DIYも好きなので、合わせて自己満で楽しんでおります。まだまだ収納見直し中ですが、時間がある時に無理なく、オシャレで使いやすい家づくりを楽しんでいます!
好きを活かして、楽しく取り組む収納づくり
212610さん宅の収納は、場所ごとに見せる・見せないの絶妙バランスで丁寧にコーディネートされています。例えば、玄関でサッと着脱したい帽子類は、有孔ボードを使った見せる収納です。さらに、型崩れしないように掛けておきたいものと、コンパクトにしまえるものの収納方法を分けているのが素敵ですね。一方で、キッチンは容量のある収納棚にスッキリと生活感を収め、一部の家電がインテリアのように並んでいます。
「基本的には、見せる収納よりも隠す収納の方が好きです。家族や自分がわかりやすく、テプラを使用したり、ケースやボックスで分類したりしています。また、掃除のしやすさも大切にしている点です。収納スペースが十分に確保できない場所などは、壁面収納や見せる収納にすることも……。
なるほど、隠す収納を中心にしつつ、必要な場所では柔軟に見せる収納を選択されているんですね。隠す部分、見せる部分、それぞれで使い勝手やインテリア性に配慮されているから、212610さん宅ではどこを見ても参考にしたいアイデアを見つけることができます。ここからは、そんなアイデアたちの中でもイチオシのものを、212610さんにピックアップしていただきました。『これさえ押さえておけば、収納がもっと楽しく快適になる!』と言うものばかり。収納が苦手という方や、既存の収納キャパに限界を感じている!なんて方も必見です。
家と家族に合った収納スタイルを見つけるコツ3つ
■その1 使い勝手や収納物に合ったケースを選ぶ
「キッチン収納で使うケースは、ほとんど白か透明です。統一感だけでなく清潔感も出ます。
例えば、深さのあるケースは容量はありますが、見づらく取り出しにくくなることもしばしばです。中身に合わせた深すぎないケースを選び、色・サイズを揃えて並べています。持ち手部分にテプラでラベリングをしているので、同じケースが並んでいても中身がわからなくなることはありません。」
■その2 足りない収納力は、DIY×見せる収納で解決
「収納スペースが足りない場所では、見せる収納も活用しています。我が家の場合は、トイレに収納スペースが少なく、以前は子供が夜使うオムツやトイレットペーパーを紙袋で隠して床に直置きしていました。わずかにある収納棚は、トイレ掃除グッズや衛生用品などでいっぱいだったため。
そこで、空いている壁を使ってトイレットペーパーを収納できるようにDIYしました。
■その3 理に適った収納場所決めで、毎日を快適に!
「収納場所は、生活動線や使用頻度の高低を考えながら決めています。使用頻度の低いものの収納で、手の届きにくい上の棚やあまり開閉しない収納を活用し、逆に使用頻度の高いものは、使う場所に使いやすいスタイルで収納しているんです。
具体的に3つの場所をあげると、洗面所(写真上)では、肌着やパジャマ・部屋着はもちろん、アクセサリーや救急箱も収納しています。PCデスク横(写真中)には、書類整理・管理をしやすい収納を、レターボックスやクリアファイルを活用してつくりました。子どもの月間表のようなプリント類も、生活感が出ないように有孔ボードに掲示しています。
オススメの収納アイテム
ITEM山善 おうちすっきり スチールラック(87×120cmブラック)PRICE7999円(税込)我が家は、リビングにPCデスクスペースをつくらなかったので、書類や文具、メディア類やたまに使用する雑貨の収納スペースが不十分でした。山善のスチールラックを購入し、PCデスク兼用の収納棚として取り入れたところ、とても快適に!PCを置く棚には、ホームセンターで購入した板に、ヴィンテージワックスで色付けしたものを追加して使っています。シンプルでインテリアの邪魔をしないところも、気に入っています。
ちなみに、イノマタ化学のCDメディアコンテナ(790円くらい)の奥行きぴったりです。フタ付き、持ち手付きなので、PC周りの小物収納を分類しながらスッキリ収納できるので、こちらもおススメです。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
212610さん「独身時代は、インテリアや収納に特に興味もなく、なんとなくやっていました。結婚し、家族が増え、家にいる時間も増えはじめた頃、やっと目覚めました!そんな私だから言えるのは、『まずは不要なものの断捨離から!』ということ。そして、残った必要なものたちは定位置を決め、カテゴリーを分けてみるといいと思います。
一度に全部は大変です。少しずつ、小さなところから焦らずに……。計測とレイアウトの計画性だけは忘れずに!がポイントでしょうか。私も子育て中で、思い通りにいかないことも多々あります。だからこそ、必ずリセットの時間を設けるなど、締めるところは締めながら、『完璧』を無理に求めず、私らしく家族らしい空間を維持しています。」
考えることが楽しくなる、有意義な収納
使いやすさを考える、ものと動線の関係を考える、インテリア性を考える……212610さんの収納づくりには、たくさんの『考え』が詰まっています。それは、玄関、リビング、キッチンと家中の場所それぞれで異なります。丁寧に考えることは、収納という動作以上に、ものすごいパワーと時間が必要だったかもしれません。でも、収納について語る212610さんの言葉はどれも、『楽しい』『やってみたい』そんな、情熱にあふれていました。
収納を見直したり、充実させた先に、いつだって快適があったからではないでしょうか?考え、実践した分、ときにはそれ以上に打てば響くからかもしれません。もちろん、大好きなDIYを活かせる喜びも大きいでしょう。そんな212610さんの工夫やアイデアは、まだまだたくさんあります。そして、今後もきっと増えます。ぜひ、注目してみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部