古来より日本で使われていた桐箪笥。良い箪笥だというのは知っていても、現代のインテリアに合わせるのが難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。
桐箪笥のあるお部屋
最初に、桐箪笥に手を加えることなく、そのままの姿でお部屋に取り入れている実例を見ていきたいと思います。洋風なお部屋への合わせ方など、参考にしてみてくださいね。
■アンティーク感のある空間に
落ち着いた空気感を持つ寝室に、桐箪笥を置かれている実例です。アンティーク感のある雑貨や椅子と、シャビーシックな印象を与える色味の桐箪笥は相性も抜群。和と洋のアイテムを組み合わせるときには、このように時代性を統一するとよりマッチさせやすくなりますよ。
■部屋のアクセントとして
漆塗りだという小ぶりな箪笥は、はっとさせられるような美しい朱色がお部屋のアクセントとなってくれていますね。ユーザーさんはこちらをダイニングテーブルの隣に置き、薬の保管に使用されているのだそうです。個性的な箪笥を目に入りやすいところに配置すると、このとおりお部屋のこなれ感がアップしますよ。
■ミックス感を楽しむ
こちらのユーザーさんは、爽やかなナチュラルインテリアのお部屋の中に桐箪笥を取り入れられました。桐箪笥の上にカラフルなキャンドルホルダーを並べることで渋い印象が和らいでいるのがポイント。和と洋をミックスする楽しさが感じられる実例です。
置き方に一工夫
次に、桐箪笥を工夫して置いている実例を見ていきましょう。どのような場所に置くのか、どのように配置するのか、よりお部屋に取り入れやすくなるアイディアはどれも目から鱗のものばかりです。
■カウンター上で収納棚として
桐箪笥をキッチンのカウンターの上で使われている実例です。味のある雰囲気が、カフェ風にまとまったコーナーに合っていてとても素敵ですね。サブウェイタイルや海外のアンティーク雑貨との組み合わせ方、また、ディスプレイの仕方など勉強になる点ばかりです。
■上下に分けて押し入れに
押し入れの戸を外して収納スペースとしているユーザーさん。その上下の段に、半分に分割した桐箪笥をそれぞれ置いて活用されています。ナチュラルな印象を受ける収納スペースとなった押し入れの中は、見た目もすっきりまとまっていますね。
■3つに分けてテレビ台にも
こちらの実例では、桐箪笥がテレビ台として使われています。おしゃれなのはもちろんのこと、リビングの収納としても十分な容量があり、使い勝手も良さそうですね。こなれ感のあるお部屋に、趣きある佇まいの桐箪笥がしっくりとなじんでいるのもGOODです。
お部屋に合うリメイクを
最後に、桐箪笥を自分なりにリメイクして、よりお部屋のスタイルに似合う見た目に仕上げている実例をピックアップしていきます。インテリアに個性を出したい方におすすめですよ。
■カーテンをつけてシャビーシックに
こちらのユーザーさんは、桐箪笥を上下に分けて使われています。その上の部分に、引き戸の代わりに付けられたのがカーテン。上に置かれているバッグなどともよく似合う、どこかシャビーシックな雰囲気となっていますね。手軽で、それでいてがらっと印象を変えることのできるナイスアイディアです。
■アイアンレッグをプラスして
桐箪笥の下の部分にアイアンレッグをつけ、テレビ台として活用されている実例です。桐箪笥に使われている金具とアイアンに統一感が出ていて、まるで最初からこのような作りだったかのような仕上がりとなっていますね。和と洋の絶妙なバランスがお見事です。
■洋風に仕上げる
桐箪笥をリメイクして洋風に仕上げられたユーザーさん。現代のインテリアにもより合わせやすいスタイリッシュな箪笥は、飽きることなく使っていけそうですね。アイアンの脚や取っ手のシンプルさが、桐箪笥の木目の美しさをより引き立てているのにも注目です。
■引き出しを外して
こちらのリビングで使われているモダンな棚も、桐箪笥なのだそうです。引き出しを外し、塗装をしたことで、元が桐箪笥だとは思えないほどがらっと印象が変わっているさまに驚かされます。
桐箪笥には長年使うことのできる丈夫さの他に、防湿性や防虫性が高く、大切なものを収納するのに向いています。自分なりのスタイルに合わせて桐箪笥をお部屋に取り入れ、活用していってくださいね。
執筆:yellowtoys