本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。
今回ご紹介するのはは、都内のワンルームでひとり暮らしをされているAsairiさんのお部屋です。空間を有意義に使うレイアウトや、その部屋に合ったインダストリアル感を目指すこだわりなどたくさんお伺いすることができましたので、さっそくチェックしていきましょう♪
今回教えてくれたユーザーさん♪
■プロフィール
Asairiさん現在26歳で、実家→シェアハウス→11m2のワンルーム→現在と暮らしの場を変えてきました。未だに母が寂しがっていますが、自宅が好き過ぎてほぼ帰ってはいません。母も出不精なので会いに来ることはありません。
■お住まい
いまのお部屋に決めた理由はなんですか?
「予算内で、希望の最寄駅から徒歩10分以内、最低限求める広さを有していることが物件選びの条件でした。ここは24m2と、広いとまでは言えないものの、リノベーション済みで天井が抜けている点、余計なものが省かれていて生活スペースが広めな点が良いと思いました。(※現在はソファを買い替え、レイアウト変更されています)」
お部屋のこだわりを教えてください
「基本は、インダストリアルなコーディネートを意識しています。一部、躯体現しになっている部分ですが、床は木材、壁は白塗装なので、相性の良さそうなアイアンを意識して取り入れているんです。加えて、キッチン台と備え付けのウォールシェルフのウッドがウォールナット系なので、ウッド素材はそこに色味を合わせるように選んでいます。」
気づいたらいつも居る場所はどこですか?
「ハーマンミラーのセイルチェアです。平日のうち、2~3日はここで仕事をしています。夜や休日はここでゲームをしたり、YouTubeで動画・配信を観ていたりすることが多いですね。
この部屋に似合う、最高のインダストリアル【ここがポイント!僕&私の工夫】
■①ディティールと家具で雰囲気を追求
「インダストリアルな雰囲気を目指したとき、カーテンは違うなと感じたため、ブラインドを採用しました。色味はウォールシェルフやキッチンのウッドと合わせています。また、作業台のような雰囲気を求めて古材とアイアン素材のデスクを選びました。」
■②悪目立ちしないように工夫している、パイプベッド
「床が木材で、壁が白塗装なのでアイアンの割合を増やしたいと思い、ベッドはパイプタイプを選びました。ただ白壁にポツンとパイプベッドがあると病院っぽくなりそうなので、クッションを置いたりドライフラワーを足して、悪目立ちしないようにしています。」
■③表現したい雰囲気を象徴する、ファクトリーランプ
「インダストリアルを表現しようとしたとき『照明にこだわる』というのをよく聞きます。
■④独特の風合いが空間に馴染む、ソファ
「ソファはサイズの問題で希望のものを購入することが難しかったため、次の引っ越しまでの繋ぎと割り切り、低価格のものを選びました。でも、インダストリアルな雰囲気に馴染むよう、レザー(合皮)でクラック加工のあるものにしています。」
最近買ったナイスなアイテムを教えてください
ITEMLIFE FURNITUREのTVボードPRICE47,300 円(税込)インダストリアルなデザインにひと目惚れして購入しました。オープンラックの空きスペースに良いサイズなので、収納家具として使っています。収納家具としてお役御免になったら、TVを買ってTVボードとして使う予定です。
今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください
Asairiさん「今の部屋で言うと、植物を増やしたいです。将来的には、中古マンションを購入してリノベーションしたいですね。読書が好きなので、壁一面の本棚をつくりたいです。
お話をお伺いして
Asairiさんのお部屋は、ワンルームの動線の中心にワークデスクをレイアウトされているのが特徴です。キッチンやランドリースペース、ベッドやソファで挟むことで、メリハリのあるスムーズな自宅時間が演出されています。自分らしい日々の動きにフィットしたお部屋の居心地の良さは、きっと想像以上でしょう。
そして、そんなお部屋の内装を計算に入れ、インダストリアルスタイルを追求するインテリアづくりも素敵です。Asairiさんのつくるインダストリアルは、無骨なだけではなく、どこかエレガントで艶っぽさがあるのが魅力的。それは、丁寧に厳選された家具や雑貨に品が宿っているからかもしれません。
執筆:RoomClip mag 編集部