RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、上品なホワイトインテリアで海外風のスタイリングを楽しまれている、keikatoさん宅のキッチンをご紹介します。

思い出や憧れを丁寧に再現したという空間のこだわりと魅力に迫っていきましょう。

keikatoさん

2019年11月に、家族3人で新居に引っ越しました!2歳の子どもとのんびり暮らしています。今はシンプルな家なので、皆さんのオシャレなお家を参考にさせていただき、これからどんどん工夫をしていきたいです。テーマは、広松木工さんのWHITE FUSIONのような空間です。



インスパイアされたのは、新婚旅行の宿泊先

keikatoさん宅のキッチンは、清々しいホワイトスタイルです。框扉の上品なアンティーク感がシンプルな空間に独特の趣を醸し出しているのが印象的。全体的に海外で目にすることの多いディティールが散りばめられているように感じますが、デザインや様式などはどのようにして決定していったのでしょうか?まずは、キッチンづくりで参考にしたものやこだわりを教えてください。

keikatoさん

「このキッチンとの出会いは、カナダ(イエローナイフ)のB&Bでした。新婚旅行で宿泊したB&Bのキッチンがとても素敵で、その時の大切な思い出を毎日感じられるように、デザインや間取りを再現。特に宿泊先で印象的だった、ホワイトの框扉とグレーの床タイルがお気に入りです。夫婦揃って料理できるように、コの字の中はゆったりとしたスペースにしています。いつか娘とも一緒に料理が楽しめたらなと思っています。」


■暮らしの真ん中にある、大きな基地

「思い出の場所を忠実に再現した、海外スタイルのホワイトキッチン」 by keikatoさん

間取り図を拝見すると、キッチンはちょうど生活動線の真ん中にあることが分かります。コの字型にすることで、リビングダイニングに対してのひらけた視界と収納力の充実がバランスよく適えられているんですね。また、コの字の開口部に面した通路からはすぐにランドリールームへアクセスすることができるのも、暮らしやすさに配慮の利いたところ。



ここからは、思い出のキッチンを再現するにあたってのこだわりや、周辺の空間との調和を考えた工夫など、さらに詳しくお伺いしていきます。海外スタイルに憧れているという方はもちろん、佇まいも機能も妥協したくない!という方も必見です。


■キーワード1 リビングダイニングと一体感のある、広い空間

「思い出の場所を忠実に再現した、海外スタイルのホワイトキッチン」 by keikatoさん
keikatoさん

「リビングダイニングの延長として、家族や友人が一緒に使える空間にしたいと思いました。ひらけた視界が心地よいです。」


■キーワード2 憧れの海外インテリアを忠実に再現

「思い出の場所を忠実に再現した、海外スタイルのホワイトキッチン」 by keikatoさん
keikatoさん

「B&Bの写真を参考に、白い框扉やグレーの天板、タイルを忠実に再現しました。

タイルはリビングのフローリングとランドリールームのクッションフロアの間に入っても違和感がなく、ランドリールームの天板のグレーを邪魔しないものを探したこだわりポイントです。」


■キーワード3 機能的で大容量の収納スペース

「思い出の場所を忠実に再現した、海外スタイルのホワイトキッチン」 by keikatoさん
「思い出の場所を忠実に再現した、海外スタイルのホワイトキッチン」 by keikatoさん
keikatoさん

「デザインを重視してつくったキッチンでしたが、使ってみるととても機能的でした。天板にスペースがあるので、ふたり同時に作業しても問題がなく、今年購入した念願の炊飯器『かまどさん電気』を置いても余裕たっぷり!充実しています。」



キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

「思い出の場所を忠実に再現した、海外スタイルのホワイトキッチン」 by keikatoさん
「思い出の場所を忠実に再現した、海外スタイルのホワイトキッチン」 by keikatoさん
keikatoさん

「キッチンは毎日使うので、お気に入りのものやデザインに加えて、素敵な思い出を感じさせてくれる場になると、毎日がもっと楽しくなると思います!」



まとめ: 思い出を趣に変え、育てていく

「思い出の場所を忠実に再現した、海外スタイルのホワイトキッチン」 by keikatoさん

keikatoさん宅のキッチンは、新婚旅行の思い出を忠実に再現しながら、家族の暮らしやすさも丁寧に織り込んだ唯一無二の空間でした。生活動線をスムーズにつなぐ場であるだけでなく、ご夫婦・ご家族のこれまでとこれからをつなぐ存在でもあるのが素敵です。

keikatoさんの言葉にもありましたが、キッチンは毎日使う場所。だからこそ、スタイルやデザイン、使いやすいディティール……いろいろ悩みます。思っているよりも選択肢が多く、決められない!なんてこともきっとしばしばあるはずです。そんな時は、思い出を紐解いて憧れと重ね合わせてみるのも良いかもしれません。

ぜひ、今回ご紹介したアイデアやアドバイスを参考に、自分らしく育て、慈しんでいけるキッチンのカタチを見つけてみてください。



執筆:RoomClip mag 編集部