地震や台風などの自然災害はいつ起こるかわからないため、しっかり備えたいですね。しかし、用意するものが分かりにくく、なかなか手を付けられない方も多いのでは。

そこで今回は、お家で準備しておきたい防災対策、在宅避難時や避難所生活に備えるアイテムをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!



お家で準備しておきたい防災対策

災害発生時にお家の中でケガをしてしまったり、避難所の場所がわからなかったりすると、素早い避難はできません。まずは、普段からお家で準備しておきたい防災対策をご紹介します。災害発生の瞬間も慌てないために、できることから始めてみましょう。


■転倒防止器具の設置

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ケガ防止や、逃げ道確保のためにしておきたい家具の転倒防止対策。yu-yuukiさんは「不動王」というアイテムを活用し、冷蔵庫の転倒防止対策をされていました。こちらはほとんど見えないように設置でき、震度7相当の実証実験もクリアしている優れものです。転倒防止器具の見た目が気になる方にもおすすめですよ。


■停電時に便利な蓄光テープで目印を

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撮影:coco0.84.さん


停電時でも、必要なものの位置をすぐに把握するために、蓄光テープで目印をつけているcoco0.84.さん。ドアノブ、スイッチ、ランタン、ベッド、ライトなどに貼付されているそうです。スムーズに避難をするための大事な工夫ですね。蓄光テープは100円ショップでも購入可能ですので、手軽に用意できますよ。


■防災スリッパや手袋の準備

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撮影:mako2yaaさん


mako2yaaさんは、子ども部屋に防災用スリッパと防刃手袋を備えています。防災スリッパはかかとにゴムがあり、フィット感が強いそうです。見た目にもかわいらしい色で、かかとはつぶして履けるため、普段使いもできますね。防刃手袋は軍手の10倍以上の強度があるそうです。

セットで備えておくと安心ですね。


■防災知識を身につける

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撮影:tantanmaruさん


避難場所や、家族との連携方法などは普段から確認しておきたいですよね。tantanmaruさんは、防災ブックやアプリを活用されています。特に、東京都が作成している「東京防災」は、インターネット上でも閲覧できますよ。他の都道府県の方も参考になる情報がたくさんあるので、ぜひ検索してみてください。



在宅避難時に備えるアイテム

次は、在宅避難時に備えるアイテムをご紹介します。在宅避難とは、災害時に自宅で安全が確保される場合、そのまま自宅で生活を送る方法です。在宅避難の際には食料や水などを中心に備蓄しておきたいですね。お家で役立つ情報だけでなく、避難所での生活時にも役立つ情報もありますので、ぜひ参考にしてみてください。


■長期保存食

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撮影:tokiwaさん


長期保存食を備蓄されているtokiwaさん。避難所で食べることも考え、音や匂いが広がりにくい食品かという点も配慮されていました。避難所で食料が配給される前だと、先に食べる際に気を遣いますよね。そうした点も踏まえて、お米のものを選ばれたそうです。緊急時でも、周囲の方への心遣いを忘れずにいたいですね。


■長期保存水・ペットボトルオープナー

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撮影:love1017さん


love1017さんは、2リットルと500ミリリットルの備蓄用飲料水を用意されています。500ミリリットルなら、コップが無くても衛生的に飲み切れますね。

また、ペットボトル・プルトップオープナーも一緒に用意されているそうです。缶詰も開けやすくなるそうで、一緒に備えておけば活躍間違いなしですね。


■非常用トイレ

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撮影:mak.さん


mak.さんは、箱型タイプと持ち出せるタイプ両方の非常用トイレを準備されています。箱型の方は色つきの袋をセットするそうで、中が見えないのも大事なポイントですね。災害時は自宅だけでなく、避難所のトイレも使えなくなってしまうこともあります。非常用トイレは、健康のためにも必ず用意しておきたいですね。


■カセットコンロ

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撮影:noutannさん


東日本大震災を経験されたnoutannさん。被災を機に、IHコンロとカセットコンロを併用されているそうです。カセットコンロがあれば、停電してしまった際にも温かいご飯を調理できますね。注意点として、ガスボンベの使用期限の目安は製造日から約7年程です。定期的な確認も忘れずにしましょう。



避難時・避難生活に備えるアイテム

最後に、避難所への移動や、避難生活のために備えたいアイテムをご紹介します。今回は、情報収集、安全確保、衛生対策などに活用できるものをピックアップしました。普段使いできるアイテムや、かさばらずに保存できるものだと取り入れやすいですね。ユーザーさんの実例を参考に、必要なアイテムを備えてみてください。


■多機能ラジオ

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撮影:ringoさん


ringoさんは、インテリアとしても映えるラジオを普段から使用されています。ナチュラルカラーのお部屋とよく合っていますね。レトロな見た目ですが、モバイルバッテリー、ラジオ、ライト、SOSアラーム、時計などの7つの機能が詰まっていますよ。USB、手回し、ソーラーでの充電ができるのもうれしいですね。


■折りたたみヘルメット

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撮影:akoさん


akoさんは、廊下の納戸に無印良品の折りたためるヘルメットを掛けています。折りたたみ式のものであれば、スペースを取らずに備えられますね。さらに、ヘルメットの中には笛、軍手、フェイスタオルといった、避難時に持っておきたい物も入れているそうです。スムーズな避難のためにマネしたいアイデアですね。


■衛生用品

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撮影:sumikoさん


sumikoさんは、ドライシャンプー、ボディシート、歯みがきシートなどの衛生用品を備えています。特に避難所では多くの方が集まるため、衛生面には気を遣いたいですね。また、歯磨きシートだけでなく、糸ようじも用意されているそうです。実際に避難したときの状況をよく考えて、準備をしておきたいですね。



日ごろから心がけておきたい防災備蓄や停電対策をご紹介しました。すぐにできる対策や、日常使いができるアイテムもたくさんありますね。

少しずつ対策して、災害時も安心して行動できるようにしましょう。



執筆:citron
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