明治安田生命J1リーグの柏レイソルは南米王者として今年2月にFIFAクラブワールドカップ2020に出場したブラジル1部のパルメイラスからDFエメルソン・サントスを獲得することがほぼ確実になったようだ。12日、ブラジルメディア『UOL』が伝えている。

 エメルソン・サントスは2015年にボタフォゴFRの下部組織からトップチーム昇格を果たした後、2018年にパルメイラスへ加入。その後、インテルナシオナルSCへレンタルにより1年半在籍すると、パルメイラスへ復帰して臨んだ2020シーズンは公式戦21試合の出場。しかし、コパ・リベルタドーレス決勝のサントス戦や中東で開催されたFIFAクラブワールドカップ2020での2試合では出番がなく、その後のリーグ戦ではベンチ外となっていた。

 同選手の去就を巡っては、ブラジル国内の複数クラブが関心を示す中、柏レイソルがパルメイラスとの交渉を進めると、今月に入って保有権の70%を取得するために150万ドル(約1億6400万円)を支払うことによりクラブ間合意に達していた。そして12日にはパルメイラスの公式サイトからエメルソン・サントスの名前や選手紹介ページが削除されていることから、『UOL』は柏レイソルへの移籍が公式発表が間もなく行われると主張している。

 なお、柏レイソルはMFロドリゴ・アンジェロッティとMFドッジの獲得を決めているほか、ボタフォゴFRからFWペドロ・ラウルを獲得することで合意を取り付けるなど、国外から多くの新戦力を迎え入れる。