明治安田生命J1リーグのサンフレッチェ広島やプレミアリーグのアーセナルに在籍した過去を持つ日本代表FW浅野拓磨はセルビア強豪クラブのパルチザン退団を表明しているが、スペインの他にスュペル・リグ(トルコ1部)も新天地の候補にあがっているようだ。6日、トルコメディア『Haber Mat』が報じている。

 浅野拓磨はシュツットガルトやハノーファーへレンタル移籍で在籍した後、2019年夏にアーセナルからパルチザンへ完全移籍により加入。今季は左ウイングを主戦場にここまで公式戦38試合に出場し21ゴール10アシストをあげ、チームの上位躍進の大きく貢献していたが、今月はじめに給与未払いを理由に契約解除に踏み切ったことを表明していた。

 これに対して、パルチザン側は公式サイトを通じて同選手があくまでも一方的に契約解除を表明したにしかすぎず、契約不履行であるという内容の声明を発表している。

 同選手の去就を巡っては、セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のUDアルメリアが獲得に興味を示していると伝えられていたが、『Haber Mat』はトラブゾンスポル移籍の可能性があると主張。トラブゾンスポルは今季リーグ戦残り3試合の時点で4位につけており、来季UEFAヨーロッパリーグの予選出場権をかけた争いを繰り広げている。

 ドイツやイタリアなど欧州主要1部リーグで再びプレーすることを望んでいる浅野拓磨には複数クラブからオファーが届くことが予想されるが、果たして本人はどのような決断を下すのだろうか。