明治安田生命J2リーグの大宮アルディージャは15日、J2リーグ第13節・ザスパクサツ群馬戦で負傷した元セルビア代表GKフィリップ・クリャイッチが手術のため帰国することを公式発表している。

 現在30歳のクリャイッチはセルビア国内の複数クラブを渡り歩いた後、昨年1月に大宮アルディージャへ加入。

Jリーグ参戦1年目の昨季はリーグ戦22試合に出場したものの、レギュラー奪取には至っていなかった。そして今季は奈良クラブからGK上田智輝が加入したことにより、正守護神の座を巡る争いがより激しいものとなる中、先月10日に行われた第7節・ブラウブリッツ秋田戦で初先発を飾ると、ここまで7試合に先発出場。しかし、ザスパクサツ群馬戦では後半開始早々でピッチを後にしていた。

 大宮アルディージャは同選手が検査の結果、右膝前十字靭帯断裂と診断されたことを発表。復帰まではおよそ8カ月を要するものとみられるほか、今月18日に手術のためセルビアに帰国する予定となっている。

 現在J2リーグで最下位に沈んでいる大宮アルディージャだが、今季残り全試合でクリャイッチを欠くことになることがほぼ確実となっている。