明治安田生命J1リーグの柏レイソルに所属するブラジル人MFヒシャルジソンは、日本でのプレーや生活に満足しているようだ。10日、ブラジルメディア『LANCE!』がこれを伝えている。

 現在29歳のヒシャルジソンは、2019年にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のセアラーSCから柏レイソルへ完全移籍により加入。移籍1年目から中盤の主力としてJ2リーグで35試合に出場し、J1リーグ昇格に貢献。昨季もリーグ戦で27試合に出場すると、ブラジル人選手の加入が相次ぐ中で迎えた今季はベンチを温める時期もあったが、ここまでリーグ戦12試合で先発出場。今月9日に行われたJ1リーグ第23節・ヴィッセル神戸戦でも87分までプレーしてチームの勝利に貢献した。

 ヒシャルジソンは柏レイソルで3シーズン目を迎えているが、『LANCE!』の報道によると、今季終了後に契約満了を迎える。その中、本人は母国メディアのインタビューで「ここで幸せだよ。

日本の文化や生活にもう慣れているし、この国のサッカーはとても競争力がある。(Jリーグは)素晴らしい選手が多いし、様々なクラブ(のスカッド)がより強力で優れたものになっているよ。Jリーグにとってこれはとても重要なことなのさ」と柏レイソルやJリーグでプレーしていることに対する充実感を明かしている。

 そして、柏レイソルに対しては「(柏レイソルで)僕はとても大切な時間を過ごしている。クラブ幹部やコーチングスタッフや、チームメイト、それにサポーターは僕のことを信頼してくれている。出場時間の確保はどの選手にとっても、自信を得たりコンディションを維持する上で特に大事なことだね。

僕としては、これからもクラブを助けて(クラブの)目標を達成したいね」と好意的なコメントを残した。

 柏レイソルはヴィッセル神戸戦で勝利しているが、現状はまだ勝ち点の獲得が「23」にとどまっており、J1リーグ残留争いを強いられている。シーズン後半戦でひとつでも上の順位に行くためにも、Jリーグで実績を積んでいるヒシャルジソンの活躍が求められる。