明治安田生命J1リーグのガンバ大阪は21日、「シーズン後半に向けて」と題した公式声明を発表している。

 ガンバ大阪はトップチームの複数選手やスタッフが新型コロナウイルスに感染したことにより、活動休止を余儀なくされると、活動再開後はリーグ戦で勝ち点を積み重ねられず、5月中旬に宮本恒靖監督を解任。

松波正信強化アカデミー部長が暫定的に指揮を執っていたが、6月1日に松波正信監督の続投が正式に発表されていた。

 また、東京五輪開催期間中には中2、3日という厳しい日程のもとでリーグ戦の代替試合に臨んでいたが、先月末から今月はじめにかけて3連勝を飾るなど、勝ち点の上積みに成功。J2リーグ降格圏から抜け出し、現在は12位につけている。

 その中、ガンバ大阪の小野忠史代表取締役社長は「ガンバ大阪に関わる全ての皆様、いつも熱いご声援ありがとうございます。今シーズンはコロナ禍での試合開催に加え、過去に経験のない過密日程での連戦と、非常に厳しい戦いが続いておりますが、リーグ戦においては24試合を終えて勝点29の12位、天皇杯においては4回戦へ駒を進め、ルヴァンカップはこれから準々決勝を迎えることになります」

 「リーグ戦も残り14試合となり、明日のFC東京戦、横浜FC戦と続き、来週末からルヴァンカップを含めた大阪ダービー3連戦となりますが、改めて本日、チームミーティングにおいて松波監督のもと来シーズンのACL出場権およびタイトル獲得に向け、選手・チームスタッフ一丸となり最後まで諦めず戦っていくことを再確認いたしました。また、強化部長に、中口雅史氏を新たに招聘し、全面的にチームをサポートしてもらい、目標達成に向けチーム強化を図って参ります」

 「今こそ、ファン・サポーターをはじめとするガンバに関わる全ての皆様と目指すべき方向性を共有させていただき、『TOGETHER as ONE』のスローガンのもと、残りのシーズンを戦い抜いて参りたいと思います。

コロナ禍によるご来場、応援の制限が続いている中ではありますが、まだまだ上位を目指し戦うチームへの後押しを引き続きよろしくお願いいたします」とサポーターやスポンサーに対して公式声明を発表している。

 なお、ガンバ大阪は今月28日から来月5日にかけて、セレッソ大阪との大阪ダービー3連戦を控えている。今シーズンの行方を占う上で重要な試合を立て続けに控える中、引き続き松波体制のもとで勝利を積み重ねることが求められる。