明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌からJ2リーグのジェフユナイテッド市原・千葉へ期限付き移籍中のMF檀崎竜孔(21)は、昨年11月からおよそ半年間にわたりAリーグ(オーストラリア1部)のブリスベン・ロアーにレンタルの身で在籍していた。そのブリスベン・ロアーを率いるウォーレン・ムーン監督は、檀崎竜孔や将来的なJリーガー獲得の可能性に言及した。

16日、オーストラリアメディア『FTBL』が伝えている。

 檀崎竜孔は青森山田高校卒業後、2019年に北海道コンサドーレ札幌へ入団。プロ1年目は公式戦11試合に出場するものの、昨季は前線でのし烈なポジション争いもありわずか3試合の出場にとどまっていた。しかし、昨年11月にブリスベン・ロアーへ期限付き移籍により加入すると、キャリア初の海外挑戦にもかかわらず、公式戦26試合に出場し9ゴール1アシストをマーク。劇的な飛躍を遂げていたが、6月中旬に期限付き移籍期間満了によりブリスベン・ロアーを退団していた。

 そんな檀崎竜孔について、ムーン監督は「我々はリクをここにとどめるために、すべての手を尽くした。

彼もここに戻ることに興味を示していたが、他のクラブと契約した。自分自身にとってベストだと感じることに基づいて、本人が(ここを離れるという)決断を下したのは明らかだ。我々としては、その決断に敬意を払っている」と退団に至るまでの経緯を明かしている。

 また、指揮官は今後もJリーグをはじめとするアジアの市場から選手を獲得する可能性について聞かれると「私は技術面で優れているという点でアジア人選手を大いに好んでいる。特に日本人と韓国人はそうだね。リクのようにJリーグからAリーグにやって来た場合に達成可能なことについて、明確な基準をもったJリーグクラブと議論を交わしやすい」と獲得に前向きな姿勢を見せている。