RCDマヨルカに所属する日本代表MF久保建英(20)は、レアル・マドリード戦でのヒザを負傷したことにより、戦線離脱を余儀なくされている。その中、スペイン紙『ディアリオ・デ・マヨルカ』は24日、久保建英がトップ下でレギュラーの座を奪われる可能性を指摘した。

 久保建英は東京五輪男子サッカー競技の全日程終了直後にマヨルカへ1年レンタルにより加入。今季はここまでリーグ戦4試合で先発出場するなど、攻撃陣の中心選手としてルイス・ガルシア監督から確かな信頼を寄せられていた。その中、同選手は22日に迎えたラ・リーガ第6節・レアル・マドリード戦でも先発出場。0-2で迎えた25分に韓国人MFイ・ガンイン(20)のゴールを演出したものの、指揮官にヒザの違和感を訴えてハーフタイムで交代。試合後には松葉杖をつく姿が目撃されており、離脱期間はおよそ1カ月と伝えられている。

 そのため、同選手は26日開催予定のラ・リーガ第7節・オサスナ戦をはじめ数試合の欠場が確定。

くわえて、来月に控えているFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選のサウジアラビア戦とオーストラリア戦にも出場できない。

 その中、『ディアリオ・デ・マヨルカ』はガルシア監督がトップ下を本職とするイ・ガンインにより多くの出場機会を与えると予想。イ・ガンインはバレンシアを退団後、先月末にマヨルカへ加入。加入後は2試合で途中出場だったが、レアル・マドリード戦で初めて先発に抜擢されフル出場を果たしていた。そのため、久保建英の離脱期間中にイ・ガンインがトップ下でレギュラーに定着する可能性があると見方があるようだ。

 なお、久保建英は日本代表戦では森保一監督のもとトップ下で起用されることが多いが、マヨルカでは今季ここまでトップ下の他にも右サイドで出場することもあった。