湘南ベルマーレに所属するブラジル人FWウェリントン(33)は、先月16日開催の明治安田生命J1リーグ第32節・サガン鳥栖戦でJリーグ通算200試合出場を達成したことについて喜びをあらわにした。15日、ブラジルメディア『LANCE!』が伝えている。

 ウェリントンは2013シーズン途中に湘南ベルマーレに加入すると、翌2014シーズンにJ2リーグで20ゴールをマーク。その後は一度母国ブラジルに戻ったが、2015年にアビスパ福岡に加わると、J1リーグ昇格に貢献している。2018年にはヴィッセル神戸に加入していたが外国籍選手の枠の兼ね合いもあり、2019シーズン終了後に退団。再びブラジルへ帰国したものの、今季から湘南ベルマーレに復帰している。

 同選手は、4月25日に行われたJ1リーグ第11節・清水エスパルス戦で湘南ベルマーレでの復帰初戦を飾るとともに、今季初ゴールをマーク。その後も主力としてここまでリーグ戦23試合に出場。

サガン鳥栖戦でフル出場したことにより、Jリーグ通算200試合出場という節目の記録に到達していた。

 そんなウェリントンは母国メディアのインタビューで「これほどの美しい記録を達成したことが誇りだよ。(200試合出場は)湘南ベルマーレ、アビスパ福岡、ヴィッセル神戸で過ごした私のフットボールキャリアを象徴するものだ。真面目であり、クオリティの高い仕事をしなければ、海外でこれだけ長くプレーできないだろうね。本当に幸せだよ」と語っている。

 ただ、湘南ベルマーレはリーグ戦残り3試合の時点で勝ち点33の獲得にとどまっており、J2降格圏内の17位徳島ヴォルティスとはわずか3ポイント差となっている。

その中、ウェリントンは20日に控える19位ベガルタ仙台との直接対決にむけて「もし彼らとの試合で勝利できれば、来シーズンもJ1で戦うことが保証されるだろう。だけど、彼らはホームでプレーするわけだし、すべての面で注意しなければならないね」と警戒心をあらわにした。