明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌に所属するFWジェイ・ボスロイドは25日、今季限りでコンサドーレを退団することを明言した。

 アーセナルの下部組織に在籍していた過去をもつジェイは、2015年にジュビロ磐田へ加入すると、来日1年目にして20ゴールをあげてJ2リーグ得点王のタイトルを獲得。

2016シーズン終了後にジュビロ磐田を退団したが、およそ半年間の無所属期間をへて、2017年7月に北海道コンサドーレ札幌へ加入。シーズン後半戦だけで2桁ゴールをマークし、チームをJ1残留に導いていた。

 そんなジェイはミハイロ・ペトロヴィッチ監督が就任した2018シーズン以降も、毎年リーグ戦で20試合以上に出場して5ゴール以上をあげるなど、必要不可欠な戦力として活躍。今季もここまでJ1リーグで23試合に出場していたが、わずか1ゴールにとどまっていた。

 その中、同選手は25日にSNSを更新。自身の去就について「自分の将来について、しばらくクラブと話し合ってきたけど、札幌を離れることになったよ。

ここ2年間は家族が(そばに)いなかったし、とても難しい時間だった。札幌のためにプレーしてきた時間は素晴らしかったよ」

 「(札幌は)生活するのに素晴らしいところだ。特に最初の1年半は多くのことを成し遂げたね。ここ札幌で過ごした時間を決して忘れない。できる限り試合を見るようにして僕の兄弟たちをサポートするよ。これから以前のように毎日家族と一緒にいるようになることが幸せだね」今季限りで北海道コンサドーレ札幌を退団することを明らかにした。

 若手選手に積極的にアドバイスを行うなど、ピッチ内外で多大な貢献をしてきたジェイに対して、北海道コンサドーレ札幌サポーターからは「ありがとう!」とSNSを通じて多くの称賛の声が届いている。