明治安田生命J1リーグの大分トリニータに所属するブラジル人MFマテウス・ペレイラ(24)は、来季も大分トリニータでプレーする可能性があるようだ。13日、ブラジル・サンパウロの地元メディア『Rádio Bandeirantes』のジャーナリストが伝えている。

 同選手は今年2月、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・ゴイアニエンセから大分トリニータへ来年1月までのレンタル移籍により加入。5月5日開催のYBCルヴァンカップ・グループステージ第5節の徳島ヴォルティス戦でデビューすると、6月19日の第18節・北海道コンサドーレ札幌戦でJ1リーグ初出場。しかし、チームがJ1残留争いを繰り広げてきた中で出場機会を確保できず、リーグ戦3試合の先発出場、5試合の途中出場に終わっていた。

 しかし、天皇杯では10月27日開催の準々決勝・ジュビロ磐田戦でフル出場。そして今月12日に行われた準決勝・川崎フロンターレ戦でも延長前半終了間際までピッチに立ち、決勝進出に大きく貢献している。

 そんなペレイラの去就を巡っては、アトレチコ・ゴイアニエンセの会長が先月末にブラジルメディアのインタビューで、大分トリニータ幹部との会談を行っていないことを明かしつつも、今季終了後に復帰する可能性があるという見解を示していた。

 ただ、大分トリニータは同選手のパフォーマンスを高く評価している模様。レンタル期間延長にむけて、現在アトレチコ・ゴイアニエンセとの交渉を進めているようだ。

 なお、ペレイラに関する今年2月の取引では、大分トリニータがアトレチコ・ゴイアニエンセに対してレンタル料100万レアル(約2000万円)を支払っている。また、アトレチコ・ゴイアニエンセは同選手との契約を来年12月まで残している。