日本代表DF冨安健洋(23)を擁するアーセナルは、チェルシーにかわって来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージに出場する可能性があるようだ。23日、イギリスの公共放送『BBC』が伝えている。

 アーセナルは冨安健洋をはじめとする新戦力の活躍により、今季序盤から順調に勝ち点を獲得していた。ただシーズン後半戦では複数選手の負傷離脱もあり失速。今月22日の最終節・エバートン戦で勝利したものの、4位トッテナム・ホットスパーから勝ち点2差の5位で終了。惜しくも来季CLグループステージ出場権を逃していた。

 しかし『BBC』の報道は、アーセナルに来季CL出場の可能性があると報道。これによると、イングランドサッカー協会(FA)は来月1日までに欧州サッカー連盟(UEFA)へ来季CL出場クラブに関する書類を提出する必要がある模様。

そのためプレミアリーグ3位のチェルシーは、今月中に新オーナー就任の目処が立たない場合にはCL出場への道が絶たれるようだ。

 チェルシーはこれまでロシア人実業家のロマン・アブラモヴィッチ氏がオーナーを務めていたが、ロシアによるウクライナ侵攻の影響でイギリス政府が同氏の資産を凍結。アメリカ・メジャーリーグ(MLB)ロサンゼルス・ドジャースの共同オーナーにチェルシーの経営権が売却されると伝えられていたが、先週になって取引破談の可能性が浮上している。