ウニオン・ベルリン所属の日本代表MF原口元気(31)は、2022/23シーズンにし烈なポジション争いを強いられるようだ。19日、ドイツ紙『ビルト』が報じている。

 原口元気は昨年6月にハノーファーを契約満了により退団し、ウニオン・ベルリンへ加入。中盤センターのインサイドハーフを主戦場とする中、2021/22シーズンのブンデスリーガで34試合中23試合に先発出場していた。

 そのウニオン・ベルリンは、SpVggグロイター・フュルト所属のMFパウル・シギーン(27)やVfLボーフム所属のMFミロシュ・パントビッチ(25)、SCフライブルク所属のMFヤニク・ハベラー(28)など、中盤センターを本職とする選手を相次いで獲得。2022/23シーズン開幕にむけてのポジション争いに注目が集まっている。

 その中『ビルト』は「(ウルス・)フィッシャー監督は中盤で多くの選択肢を持っているが、多すぎるのでは?」という見出しをうち、「ピッチが狭くなってきた!移籍を繰り返した結果、中盤の選手層が厚くなりすぎている。かなり多くのプロフェッショナルが4、5つのポジションを巡って争っている」と現状を説明。

 原口元気に関して、ハベラーやシギーン、パントビッチとのポジション争いを予想した上で出場機会減少の可能性があると見解を示している。

 なお、原口元気は今月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022の計4試合で日本代表に帯同。MF守田英正(27)のコンディション不良もあり、4試合中3試合で先発出場していた。カタールW杯の舞台に立つためにも、ウニオン・ベルリンでの出場機会確保が求められる。