横浜FC所属MF三田啓貴は、7日に行われた明治安田生命J1リーグ第12節のヴィッセル神戸戦で途中出場。試合後にSNSを通じて古巣神戸へエールを送ったが、一部の横浜FCサポーターから批判を浴びたことにより謝罪している。
三田は8日午後に自身のツイッターアカウントを更新。「vsヴィッセル神戸0-3敗戦。 J1の舞台で厳しい戦いが続いていますがまだまだ残留の可能性は大いにあると思っています。 全員で共通意識を高めて勝ち点を取っていきたいと思います。 遠いところまで応援ありがとうございました」と神戸戦の感想や今後の戦い向けての意気込みを綴っている。
その上で「神戸の皆さん!温かく迎えてくれてありがとうございます! 在籍していた時自分のキャリアの中で最も充実していたし1番得点もしたし感謝しかないです。 だからこそ別れ方にはもっと良いやり方があったんじゃないかと自分でも想う所はありました。 熱いサポーターが大好きです。 絶対優勝してください」と、神戸サポーターにもメッセージを送っていた。
この投稿には神戸サポーターから感謝や励ましのメッセージが数多く寄せられた一方、一部の横浜FCサポーターからは「他クラブ応援してる場合じゃなくて自分たちのクラブ考えろ」、「神戸の優勝を願っている暇無いよ」、「この投稿は酷いと思いますよ…」、「最後の一文は本当にいらない」という厳しい声が相次いで上がっていた。
それだけに横浜FCのキャプテンである同選手は、8日22時ごろに「神戸への気持ちを伝えたツイートに一部よくないと思っている方々がいるのを知りました。このような状況で申し訳ないと思います。
「以後SNSで発信する前にはしっかり見直して気をつけてツイートしていくように心がけます。 1人でもフリエのサポーターが増えるようなそんな投稿をしていきたいです。 今後ともよろしくお願いします」
「が、いずれは優勝争いできるチームに少しでも近づけるように自分自身精一杯頑張りたいです。3年、4年、5年と時間をかけて達成できるものだと思っています。必要とされる限り練習から良くできるように必死にやっていきます」と謝罪している。
ただ横浜FCサポーターの批判に対しては、Jリーグファンから「何も気にする必要はない」、「何を書いても悪く言う人はいますよね」、「前所属クラブの優勝を願うのは普通のこと」、「過度な批判だ」という声も。同選手の投稿内容を巡って議論が飛び交っている。
三田はFC東京やベガルタ仙台をへて、2018年に神戸へ加入。2019シーズン途中にFC東京へ復帰するまで、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタやダビド・ビジャの加入により2度背番号を変更したことで注目を浴びていた。