名古屋グランパスは先日、ブラジル人FWマテウス・カストロがサウジアラビア1部アル・タアーウンへ完全移籍した。そんな中、浦和レッズから期限付き移籍により加入中のデンマーク人FWキャスパー・ユンカーにも、サウジアラビア移籍の可能性が浮上している。
デンマーク紙『B.T.』は今月11日に「サウジアラビア国内クラブがユンカーにオファー」とリポート。「彼はサウジアラビアに移籍すれば、ゴールを決めるだけでなく、さらに数百万クローネを手に入れることになるだろう」と、高額年俸のオファーが届いている可能性を伝えている。
一方でデンマークメディア『bold』は、『B.T.』の報道を引用した上で「“無名の”サウジアラビア国内クラブへの移籍成立には、浦和、名古屋、ユンカー本人との合意が必要」と指摘。Jリーグの第2登録期間(ウインドー)が今月18日までであることを踏まえると、後釜を確保するための時間的余裕がないことを理由に名古屋がオファーを拒否する可能性もある。
ユンカーは今年1月の名古屋移籍直後、『bold』の取材で浦和との契約が2024年まで残っていることを明かしている。また同メディアは、名古屋との契約に買い取りオプションが盛り込まれていると報道。ただ設定額については触れていない。
なおユンカーは2021年4月にノルウェー1部FKボデ/グリムトから浦和へ完全移籍。昨季はJ1リーグ14試合の先発出場で7ゴールという結果に終わったが、今年1月に名古屋へ期限付き移籍すると本領を発揮。今季はここまでリーグ戦22試合の出場で11ゴールと、チームのJ1上位躍進に大きく貢献している。