かつてFC東京でプレーしていた元日本代表DF室屋成は、FC町田ゼルビア移籍が噂されている。しかし、ここにきて所属先のドイツ2部ハノーファーでスタメンの座を取り戻した模様。

現地では、室屋がハノーファーにとって必要不可欠な戦力になる可能性が報じられている。

 現在29歳の室屋は、2020年8月にFC東京からハノーファーへ完全移籍すると、海外挑戦1年目から右サイドでレギュラーに定着。2021/22シーズンからDFヤニク・デームとポジション争いを繰り広げる中、昨年12月にハノーファーと2025年6月まで契約延長。昨季はリーグ戦34試合中26試合でスタメン出場と、主力選手として活躍していた。

 しかし今季は開幕から出遅れると、11月の国際Aマッチデーまでスタメン出場はゼロ。右ウイングバックのレギュラーをデームに明け渡していた。

しかし今月3日のドイツ2部リーグ第15節パーダーボルン戦で今季初めてスタメンに抜てきされてフル出場している。

 ドイツ誌『ビルト』は「室屋がデームをベンチに追いやった」と見出しをうち、2選手の現状を特集。これによると、シュテファン・ライトル監督はパーダーボルン戦で0-1と敗れた後に「室屋はよく頑張った。とても安定したパフォーマンスだった」と称賛。今月8日の第16節カールスルーエ戦でも室屋を先発起用する予定だという。

 また同誌は「過去のプレーを見ると、デームはこの問題からすぐには抜け出せないだろう」と指摘。

室屋のレギュラーが安泰であるとの見方を示していることから、来年1月に移籍の可能性は低いとみられる。

 なお一部の報道によると、町田は室屋の他にもベルギー1部シント=トロイデンVV所属GKシュミット・ダニエルを獲得する可能性があるという。クラブ史上初のJ1昇格を果たしたことによる大型補強を予想する声もあるが、室屋の序列アップが町田の補強戦略に影響を与えるかもしれない。