サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月24日開催のAFCアジアカップ・グループステージ第3節インドネシア戦で3-1と勝利。2ゴールのFW上田綺世(フェイエノールト)に注目が集まる一方、DF冨安健洋(アーセナル)途中交代後の失点、DF町田浩樹(ユニオンSG)とDF渡辺剛(ヘント)のセンターバックコンビが議論の対象となっている。

 日本は立ち上がりから敵陣に攻め込む中、6分にMF堂安律(SCフライブルク)からパスを受けた上田がDFジョルディ・アマトに抱え込まれて倒れると、OFR(オンフィールドレビュー)の末にPKを獲得。これを上田が自ら沈めて先制点を奪うと、52分にも上田がゴールネットを揺らす。日本は2点リードした後も攻撃の手を緩めず。88分には右サイドからFW伊東純也(スタッド・ランス)がグラウンダー性のクロスをゴール前に供給。上田がシュートを放つと、ボールは相手選手に当たりゴールマウスに吸い込まれた。

 一方、守備陣ではDF板倉滉(ボルシアMG)がベンチから外れる中、アジアカップで初先発の冨安が奮闘。しかし冨安が82分に渡辺との途中交代によりベンチへ下がると、日本は再三にわたりピンチを招く。そして後半アディショナルタイムの90+1分には、DFプラタマ・アルハンのロングスローから失点。日本代表OBの小野伸二氏は「最後の失点は残念」と勝利したにもかかわらず、肩を落としていた。

 その小野氏とともにDAZN中継で解説を担当していた槙野智章氏は「冨安、町田ともに空中戦で強かった。ボールが入った時のリスク管理、相手を潰す役割も徹底されていた」とスタメン出場の2選手を評価しつつも、「冨安がいなくなった時、特に後半の締め方。町田と渡辺の時には、ラインの設定や役割にちょっとバタつきがあった。

誰が出ても同じようにディフェンスラインのタスクを全うすることが大事」と問題点を指摘。X(旧ツイッター)でも「冨安のワンマンチームになった」「冨安がいない時が不安」「冨安のレベルが異次元だった」という声が挙がっている。

編集部おすすめ