ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属MF田中碧は、今月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選(対ミャンマー、シリア)の日本代表に選出。DF伊藤洋輝所属VfBシュツットガルトやブンデスリーガ王者バイエル・レバークーゼンからの関心が報じられているが、セリエA移籍の可能性もあるという。


 2022/23シーズン終了後にデュッセルドルフ首脳陣に移籍を申し出たものの、残留に落ち着いていた田中。デュッセルドルフとの契約を2025年6月まで残しているが、以前から欧州5大リーグでのプレーを望んでいるだけに、今夏移籍はほぼ確実とみられる。

 そんな中、イタリア紙『ラ・スタンパ』は今月3日に「ジェノア、デュッセルドルフの日本人選手が中盤に補強候補に登場」という見出しのもと、田中の去就を特集。記事では「デュッセルドルフがブンデスリーガ昇格を果たせなかったため、田中は今夏移籍を希望している」と綴られているほか、移籍金については「350万ユーロ(約6億円)とそれほど高くない」と見解を披露。ジェノアの他に、アビスパ福岡元監督のファビオ・ペッキア氏率いるパルマも同選手に関心を寄せているという。

 また、田中がカタールW杯グループステージ最終節のスペイン戦で決勝ゴールを決めたことで注目を集めていただけに、同紙は「彼がスペイン戦でゴールを決める直前、(三笘薫の折り返しが)完全にゴールラインを割っているように見えたため、スペインのサッカーファンの物議を醸した」と、否定的なニュアンスを交えながら紹介している。


 元日本代表FW三浦知良の古巣であるジェノアは、第2次世界大戦前にセリエAを9度制した古豪。2021/22シーズンにセリエAで19位に終わり2部降格となったが、わずか1年でセリエA復帰。今季は12勝13分13敗の11位で終えているほか、昨年夏には日本代表FW上田綺世への関心も報じられていた。

 一方、パルマは2015年の破産で4部降格を余儀なくされたが、3年連続の昇格により2018/19シーズンにセリエA復帰。2020/21シーズンに再び2部降格となったが、今季は2位コモ・カルチョに勝ち点3差をつけて2部優勝。ペッキア監督のもと再昇格を果たした。