日本代表FW上田綺世(フェイエノールト)は、今月11日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選シリア戦で先制ゴールをマーク。FW小川航基(NECナイメヘン)やFW鈴木唯人(ブレンビーIF)ら新戦力の台頭も期待される中、代表OBの田中マルクス闘莉王氏が上田を評価しつつも、ストライカー陣全体のレベルについて厳しい見方を示している。


 闘莉王氏は今月12日にYouTubeチャンネル「闘莉王TV」を更新。シリア戦出場選手を採点しているが、上田について「ボールタッチの長さとか、細かい部分が良くなれば、間違いなく日本代表のセンターフォワードは上田だと言えるくらいの選手になる」と評している。

 2023/24シーズンのオランダ1部リーグで5ゴールを挙げるなど、今後さらなる活躍が期待される上田。今年1,2月開催のAFCアジアカップでも4ゴールをマークするなど存在感を発揮したが、一方でFW前田大然(セルティック)、FW細谷真大(柏レイソル)、FW浅野拓磨(無所属)がノーゴールと不発。ストライカーの得点力不足が指摘される中、今年3月以降は小川が招集されている。

 その小川は今月6日のミャンマー戦で2ゴールをマーク。
闘莉王氏は「小川はプレーの質ではなく、数字で考える選手。ドリブル、ポストプレーはそこまでうまくない。彼は点取り屋。点取り屋は90分出て何点とったかだけが評価の対象になる。上田とはちょっとパターンが違う」と、プレースタイルを分析している。

 そして日本代表FW陣のレベルについては「今、日本代表に選ばれているフォワードのレベルが低すぎる。
低いレベルでの争いで言えば、上田が一歩頭出ているような感じ」とバッサリ。それでも「小川がゴールを決めたことによって、上田にも刺激になっていると思う」と、競争激化を期待した。

 今月開催のミャンマー戦、シリア戦では、浅野とFW古橋亨梧(セルティック)が選外となっていた。アジアカップ開催時にFW大迫勇也ヴィッセル神戸)の代表復帰を求めていた闘莉王氏だが、依然として日本代表ストライカー陣のクオリティーに納得していないようだ。