町田ゼルビアの黒田剛監督は、天皇杯2回戦(対筑波大学)後のラフプレー、マナー批判や、明治安田J1リーグ第18節(対横浜F・マリノス)後の“正義発言”で波紋を呼んでいる。そんな中、元Jリーガーの安田理大氏が、チーム内で黒田監督の戦術が浸透している背景を分析。
同クラブの補強戦略にも言及している。

 町田はプレー強度の高さやロングスロー、ロングボールなどを武器としているほか、先月開催の東京ヴェルディ戦でパリ五輪U23日本代表候補FW藤尾翔太がPKの際にボールを濡らすなど、黒田監督の勝負に拘る姿勢が選手に浸透。ただ、露骨な時間稼ぎやボールとは関係ない場所でのプレー等が議論の対象となっているほか、筑波大学との一戦ではキックオフ直後のタックルが波紋を呼んでいた。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月13日公開の「内田篤人のフットボール・タイム」では、内田氏と安田氏が町田の補強戦略を分析。自陣で細かくパスを繋がず、ロングボールを多用する攻撃や前線からの積極的なプレスが功を奏している背景を深堀している。

 その町田は、韓国代表FWオ・セフンやDF昌子源など、昨季終了後に獲得した選手が機能。
新戦力がレギュラーを張っているだけに、安田氏は町田躍進の理由について以下のように私見を述べている。

 「めちゃくちゃ巧い選手を獲得すると、監督のやれと言ったこと(要求)プラスアルファのことをしようとするけど、監督の言ったことを忠実にできる選手が多い。それが良い」

 なおJリーグ公式サイトによると、黒田監督は横浜FM戦後のインタビューで、「町田のコンセプトから逸脱するプレーもあった」と筑波大戦の敗因に言及したという。指揮官の要求に対して選手が忠実であるが故に、一部のプレーを巡って議論が白熱し、黒田監督に批判が集中していると考えられる。