ジュビロ磐田は今月30日に明治安田J1リーグ第21節の浦和レッズ戦を控える中、イスラエル1部ブネイ・サフニンFC所属・元U18イスラエル代表DFハッサン・ヒロの獲得に向かっている模様。ガンバ大阪所属MFネタ・ラヴィにつづく史上2人目のイスラエル人Jリーガーが誕生するようだ。


 現在24歳のヒロは、身長188cmのセンターバック。2019年にサフニンのトップチームへ昇格して以降、マッカビ・ブネイ・レイネーへの期限付き移籍期間(2021/22シーズン)を除き、サフニンでプレー。2部降格で迎えた2021/22シーズン以降、センターバックでレギュラーに定着すると、2023/24シーズンはリーグ戦ほぼ全試合で先発出場。上位6クラブによるプレーオフでは10試合中5試合でスタメンに名を連ねていた。

 数年間にわたりサフニンを支えているヒロ。イスラエルのスポーツ専門チャンネル『One』は今月27日に「磐田はヒロの獲得でサフニンと合意。現在、最後の詳細を詰めている」とリポート。磐田はヒロと年俸35万ユーロ(約6000万円)の3年契約を結ぶ見込みであり、移籍金は41万5000ユーロ(約7200万円)にのぼるという。また、磐田は今年1月にもヒロの獲得を打診していたが、サフニンはシーズン途中での放出を拒否。シーズン終了後に同選手の後釜を確保したとのことだ。

 なお、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ヒロとサフニンの契約期間は2025年6月まで。『One』は移籍金発生の有無、金額に触れていない。


 磐田はJ1第20節終了時点で6勝5分9敗と、J2降格圏の18位湘南ベルマーレから勝ち点7差の13位。センターバック陣では、パリ五輪U23日本代表候補のDF鈴木海音が第13節サガン鳥栖以降スタメン出場が続いているほか、ブラジル人DFリカルド・グラッサがほぼ全試合で先発出場。ただ、グラッサは今月26日開催の第20節東京ヴェルディ戦でメンバー外となっていた。ヒロの獲得合意が海外で報じられているだけに、センターバック流出の可能性も考えられる。
編集部おすすめ