浦和レッズは今月1日に「ファン・サポーターのみなさまへ」と題した声明を発表。堀之内聖スポーツダイレクターがDF酒井宏樹、DFアレクサンダー・ショルツ、MF岩尾憲、MFオラ・ソルバッケンの退団について説明する一方で、浦和をはじめJリーグクラブの移籍情報を発信しているXアカウントの投稿に注目が集まっている。


 およそ4万人のフォロワーを持ち、ユーザー名が『Marco Molla』である人物は、以前から正体不明だと話題に。定期的に発信する移籍情報を巡って様々な意見が挙がっているだけに、浦和所属DF宇賀神友弥は先月23日に「嘘なのかほんとなのかわからないけど、所属してる選手も知らない情報を持ってるこの人は誰なんだ? あのーあなた誰ですか?」と投稿していた。

 そんな中、当該SNSユーザーは1日に「報道関係各位」「浦和レッドダイヤモンズ広報担当」と書かれた資料をアップ。内容は「ファン・サポーターのみなさまへ」と題した声明と同一であるが、1日21日時点で当該投稿は削除されている。

 それでも、投稿内容がスクリーンショットにより拡散されると、「報道関係者なのでは?」「なぜ情報把握しているんだ…?」などと驚きの声が。「報道関係者宛の資料をSNSにアップするのは、完全に信用問題」といった指摘も見受けられるほか、一部のファン・サポーターからは人物の特定を求める声も挙がっている。

 ネット上での移籍情報を巡っては、2022年7月に当時京都サンガに所属していたキュラソー代表FWクエンテン・マルティノスが「Jリーグの移籍情報・噂」というSNSアカウントにおける「今季限りで京都サンガを退団する」という内容の投稿に反応。

 「私たち日本にいる外国人選手は神様ではありません。魔法が使えるわけではありません。できる限りのことをして助けようとしています。人々は私たちに求めすぎている気がします。これは私についてのフェイクニュースを流したメディアへのメッセージです。
皆さん良い1日を」と、京都退団という情報がデマであることを強調していたほか、AC長野パルセイロ所属MF加藤弘堅も昨年11月に「この時期のよくわからない移籍情報は当たってることもあるけど、ほとんどが噂に過ぎない。『誰々移籍するの』って友人から連絡くるけど俺も知らんし、本人も知らない!」と綴っていた。
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